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11年ぶりの復活へ 8月22日に「みなと祭り」 女川町 海岸広場周辺

 おながわ四季のまつり実行委員会などは町内の一大イベント「第55回おながわみなと祭り」を8月22日に開催する方針を固めた。昨年12月に整備完了した町海岸広場周辺を会場とし、海上打上花火や海上獅子舞、大漁祈願魚魂祭、海難殉難者慰霊祭などを行う予定。【山口紘史】

海上獅子舞 (14)

女川みなと祭り「水上獅子舞」の様子(2008年)

 同祭はまちの夏を彩る風物詩。東日本大震災で甚大な被害を受けたことから平成22年の第54回を最後に中止していた。本来であれば昨年7月に10年ぶりに開催する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で見送り、大漁祈願魚魂祭と海難殉難者慰霊祭の神事、また慰霊花火のみを規模縮小して実施した。

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町内の小学生や住民によるパレードが盛大に行われた(2008年)

 今年予定通り開催されれば11年ぶりとなる。本来は震災前と同様に7月の最終週開催で検討していたが、東京五輪開催期間との重複を避けるため、8月22日に開催することとした。

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祭りの名物だった「こが漕ぎレース」は参加者も観客も大興奮(2008年)

 主体となる同祭り協賛会事務局で町商工会の磯部哲也さんは「町民の多くが待ち望んでいるイベント。新型コロナの状況を見定め、対策も十分に講じながら開催にこぎ着けたい」と話していた。


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