見出し画像

住民悲願の信号機設置|市道釜大街道線

運転モラル向上が肝要

 昨年11月に女児が車にはねられる重傷事故があった市道釜大街道線の交差点に信号機が設置され、26日に供用開始した。事故が起きる前から地元の上釜町内会(阿部貞男会長)が石巻市と石巻署に要望し続けていた。

 同市中屋敷の市道十字路交差点では信号機に取り付けられていたカバーが外され、午前10時に稼働開始。それと並行し、これまで掲げられていた一時停止の標識が撤去され、路面の表示を変更する作業も行われた。

 釜大街道線は昨年3月に供用開始され、この交差点では交通事故が多発しており、このうち昨年11月21日には横断歩道を渡っていた女児が車にはねられ、大けがを負った。道路の供用開始で利便性は高まったが、制限速度を守らず、横断歩道に歩行者がいても一時停止しない車も散見されていた。

一時停止の標識が外され信号機が稼働した

 点灯開始を見守った阿部会長は「設置が早期に実現したことに感謝したい。朝晩の通勤通学時間は混雑する路線であり、信号機は地域の事故抑止に大きな効果がある」と話していた。

 一方、この路線を毎朝使う男性は「直線道路だけに速度を上げる車は多い。信号機設置とドライバーの運転モラル向上で、これ以上事故がないことを願いたい」と話していた。
【渡邊裕紀】


最後まで記事をお読みいただき、ありがとうございました。皆様から頂くサポートは、さらなる有益なコンテンツの作成に役立たせていきます。引き続き、石巻日日新聞社のコンテンツをお楽しみください。