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亀山市長最後の定例会見 「復興にある程度達成感」 任期大半は震災対応

 今月28日の任期満了での退任を表明している石巻市の亀山紘市長(78)は14日、最後の定例記者会見に臨んだ。3期12年のほとんどを東日本大震災の対応に費やした亀山市長は「厳しい意見をうかがいながら何とか務めてこられた。皆さんの協力を得て着実に復興を進め、ある程度の達成感を感じている」と総括した。【熊谷利勝】

亀山紘市長 任期最後の定例記者会見 (2)

会見で穏やかな表情を見せた亀山市長

 毎月の定例記者会見で「何を聞かれるか緊張していた」という亀山市長。この日の表情は穏やかで「私自身、話し方がうまいわけじゃない。誤解を招くこともあったと思う。幸い各部長が同席し、間違った答弁しないようチェックしていただいた」と職員の支えに感謝した。

 次の市長には「私から直接、こうしてほしいと申し上げることはしないが、人口減少や高齢化の中、市民との協働のまちづくりや圏域の2市1町が連携した地域の振興や活性化が大事になる」との認識を示した。退任後の質問には「機会があれば自分自身の記憶を起こし、(震災からの)10年間の歩みのようなものを本など何かの形で残していければと思う」と述べた。


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