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深谷からし巻き ピリッと痛快 冬の味 生産ピーク お茶請けに

 石巻市の河南地区で愛されている「からし巻き」の生産がピークを迎えている。地区の生産者ら約10人が手作りし、この時期しかないピリッと辛い特産品を食卓に届けている。

 からし巻きは40年以上前から地元の特産品として生産され、県内外にファンを持つ唯一無二の味。原料の大根やシソは地元産で、漬け込む作業から全て手作業で行っている。

 同市広渕のJAいしのまき河南食品加工部会(黒沼次子部会長)では「深谷からし巻き」として特産化し、今年も11月16日から生産を始めた。漬け込んだ大根にからしを塗り、シソで巻き上げる。お茶のお供やご飯のおかず、酒のつまみに合う万能食品であり、保存期間も長いため、漁業者にも人気という。

 黒沼部会長は「この時期にしかない郷土の味を楽しんでほしい」と話し、作業に精を出す。生産と出荷は来年1月末まで続き、スーパーなどで販売されるほか、JAいしのまきの直売所やインターネットでも購入できる。【渡邊裕紀】

からしたっぷりの大根をシソで巻き上げていく





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