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5月15日告示、22日投開票 石巻市議選の日程決まる 立候補へ動き加速

 石巻市選挙管理委員会(齋藤洋一委員長)は1日、任期満了に伴う石巻市議会議員一般選挙(定数30)の日程を来年5月15日告示、同22日投開票と決めた。決戦の期日がはっきりしたことで、立候補に向けた動きが加速化しそうだ。

 選挙は任期満了日(5月27日)前30日以内に選挙を行わければならない。市選管は黄金週間や田植え最盛期を避け、4年前の前回選挙と同様に任期満了日直前の日曜日に投開票日を設定した。

 平成17年の旧市町合併後、やり直しの1回を含めて6回目の市議選(補選除く)。30年5月20日の前回は現職25人、元職2人、新人11人の38人が議席を争った。選挙権年齢が18歳以上に引き下げられて初めての市議選だったが、投票率は過去最低を更新し、51.77%にとどまった。

 投開票日まで半年を切っており、水面下では立候補に向けた動きが進む。現職29人(欠員1)は今のところ、ほとんどが立候補を前向きに考えており、引退の意向は1人だけとなっている。ほかに新人や元職の名も聞こえ始め、前回並みの立候補者数になる可能性がある。

 在職年数が浅い現職は「選挙期日に異論はない。市議は市民に身近な存在。住民直結の事柄について活発に議論できる人を見てほしい」と望み、再選へ準備。立候補を検討する新人は「世代交代が必要」ときっぱり。ベテランの現職は「震災復興、人口減少とやり残した課題は多い。問題意識を持って新人が出ることはいいことで、議論をかみ合わせることができれば」と構え、年明けから本格的に動く。

 1日現在の市内有権者数は男5万7996人、女6万1989人の計11万9985人で、前回市議選の当日有権者数から約4800人減り、12万人を割り込んだ。旧市町別では石巻8万4161人、河北8862人、雄勝1064人、河南1万6006人、桃生5915人、北上1952人、牡鹿2025人。【熊谷利勝】


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