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バブリー ディスコではじける

懐かしビートで青春想起 百俵館で一夜限りの復活

 DJが流す80―90年代の懐かしのナンバーに合わせて踊るディスコイベントが23日、石巻市小船越の川の上百俵館で開かれた。〝ディスコ世代〟の大人たちが集い、小気味よいステップを踏み、派手な色の扇子を振るなど青春時代を思い返しながら楽しいひとときを過ごした。

DJを務めたのは、仙台市のクラブなどで活動するサモアさん

 パソコン指導や女性の起業サポートなどを行う団体「ママンフルーリ」の後藤和江さん(51)が主宰。バブル期に若者の遊び場として全国的ブームを巻き起こしたディスコを一夜限り復活させ、地域交流が育める場にしようと企画し、石巻では初開催となった。

 百俵館は、図書館と喫茶を併設したコミュニティー拠点だが、この日は間接照明とミラーボールで雰囲気あるディスコフロアに大変身。DJは仙台市で活動するサモアさんが務め、クインシー・ジョーンズの「愛のコリーダ」や荻野目洋子の「ダンシング・ヒーロー」など懐かしの曲を次々と流した。

DJが流す音楽に合わせ、派手な扇子を振って踊る参加者

 多彩色の光が降り注ぐ中、チャイナ服などのコスプレをした女性たちは派手な羽根付き扇子を手に踊り、その様子はさながら「ジュリアナ東京」。80年代ファンクに合わせたソウルダンスで渋く魅せる男性もおり、古き良き〝あの頃〟にタイムスリップしたような空間をそれぞれが楽しんだ。

 後藤さんは「皆で楽しめるのがディスコの魅力。今回はバブル期に若者だった40―50代の来場者がメインだったが、次回はもっと若い世代も巻き込み、この楽しさを広げていきたい」と展望していた。
【山口紘史】

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