日本製紙石巻 今夜2回戦
都市対抗野球 午後6時からＮＴＴ西戦
東京ドームで開催中の第95回都市対抗野球大会で初戦突破した日本製紙石巻は、25日午後6時から行われる二回戦で、近畿第5代表のＮＴＴ西日本（大阪市）戦に挑む。勝てばチーム目標の「11年ぶりの8強進出」がかなうが、相手は初戦で東海地区第2代表にコールド勝ちした猛者。選手たちは「間違いなく強敵」と認めつつも「初戦の勢いと持ち前の粘りで絶対に勝つ」と気合い十分だ。
日本製紙は23日の一回戦で九州第1代表のＫＭＧホールディングス（福岡市）と接戦の末、5―4で劇的な逆転勝利を収めた。選手たちは翌日、東京ガス大森グラウンド＝大田区＝でフリー打撃やノックなど約3時間の練習に汗を流した。
25日は、投手陣が本番前まで宿泊先のホテルで休養。野手陣はドームに近い東京大学弥生キャンパス＝文京区＝野球場で調整練習に取り組んだ。
ＮＴＴ西は都市対抗本戦10年連続出場中の強豪で、初戦では前回8強の三菱自動車岡崎（愛知県岡崎市）に14―1で圧勝した。日本製紙の伊藤大造監督（57）は「厳しい戦いになると思うが、点を取られてもすぐ追いかけられれば勝機はある」と語っていた。
ＫＭＧ戦で勝利投手となった秋田稜吾選手（25）も「相手がどこだろうと挑戦者の気持ちで戦う。登板できれば勝利のために腕を振る」と意気込んだ。
同大会主催の毎日新聞社はホームページで全試合をライブ中継している。また、ラジオ石巻では日本製紙戦の実況生中継を行う。
【山口紘史】
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