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新鮮な魚介をより安く|居酒屋・典典(女川町女川二丁目)

 東日本大震災後にかさ上げされた町の新たな中心部に平成28年1月に開店した居酒屋「典典」は、地元の新鮮な魚介類を堪能できる店。昼はボリューム満点の海鮮丼と天丼を提供し、観光客や働く人のお腹と心を満たす。

気になるお店 典典  外観

店は町の中心部にある

昼は海鮮丼と天丼

 海鮮天丼(税込980)は平日限定。エビ、イカ、キス、ホタテのほか季節に応じた野菜の天ぷらがどんぶりを覆い、なかなかご飯に到達しない。ご飯は県内産のササニシキで、天ぷらとタレの相性が良い。ほかにエビやあなごの天丼もあり、いずれも汁物とメカブ、お新香付き。特にメカブは揚げ物を食べた後の口の中がさっぱりする。魚を丸ごと仕入れており、土日祝日は普段のみそ汁があら汁になったりする。

気になるお店 典典  料理

天ぷらがどんぶりを覆う平日の昼限定の海鮮天丼

 生ものを用いた丼ぶりも数多くあり、基本的な海鮮丼(同)はマグロ、イカ、タコ、カンパチを基本に8種の魚介類を使用。海鮮天丼と同様に1千円以内で楽しめるのも魅力だ。全体的にボリュームが多いが、ハーフサイズも用意。ハーフで天丼と海鮮丼を同時に注文する人もいるようだ。

 ホテルで総料理長経験のある鎌田晴久さんが板長を務め、会食の御膳や寿司、オードブルの注文にも対応。焼き魚も豊富な夜の居酒屋はご飯セットがあり、一人から家族連れまでの本格的な食事にも利用できる。

気になるお店 典典 内観差し替え

くつろげる雰囲気を目指した店内。部屋は掘りごたつ式

 オーナーの今野敏郎さんは震災まで町内で喫茶店を経営。周囲の勧めで、大人数でも利用可能な居酒屋に転向した。サービス精神豊かな今野さんは「おいしいものを安く提供し、町内外みんなへの感謝の気持ちに替えたい」と話していた。


お店情報

居酒屋 典典

▽住所=女川町女川2丁目18-


▽営業時間=10時半~15時と17~22時
▽定休日=なし
▽電話=0225-98-8058


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