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笑いネタの瞬発力競う 大喜利マスター決定戦 27芸人 奇抜回答連発

 地域を笑いで盛り上げる企画「石巻笑いの日」(石巻笑いの街プロジェクト主催)が6日、市かわまち交流センターで開かれた。全国から集まった若手のお笑い芸人27人が「大喜利マスター決定戦」に臨み、会場を笑いの渦に包んだ。

 市の地域おこし協力隊であり、「ふあん☆がーる」として芸人活動する清水一宏さん(42)が企画。笑いを生かした地域活性化の一環であり、清水さんの呼び掛けで多くの芸人が石巻市に集結した。

 大喜利マスター決定戦は、4ブロックに分けて予選を行い、敗者復活を含めた9人で決勝戦を行った。「石巻に伝わる桃太郎は負けていますが、なぜ負けた」とのお題に対して、芸人たちは「旅行気分が抜けていなかった」や「鬼退治が3回目だった」など奇抜な回答を連発した。

奇抜な回答が次々と飛び出した

 投票の結果、優勝したのは岡山県出身のコンビ「おしんこきゅう」の湯浅克典さん(36)。大会のために車を運転し、東京から10時間かけて石巻に来た。「投票していただいたみなさんに感謝。賞金5万円は石巻で使い、また下道で10時間かけて帰りたい」と話していた。

 イベントを企画した清水さんは「これまで行ってきた大喜利企画の集大成。石巻を知るきっかけになればなによりで、今後も笑いで盛り上げたい」とさらなる地域おこしに意欲を見せた。

 6月25日午後2時半からは、笑いの一大イベントとなる「第4回笑いで石巻を盛り上げるお笑いマスター決定戦」(石巻圏観光推進機構主催)が同センターで開かれる。予選を勝ち抜いてきたコンビ3組、ピン3人でネタを披露し、それぞれの頂点を決める。【渡邊裕紀】





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