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次代担う二十歳の誓い 感染対策 異例の成人式 感謝胸に晴れ着姿

 成人の日(11日)を前に10日、石巻地方の各地で成人式が行われた。新成人たちはマスクを着用し、受付では手指消毒や検温を行うなど新型コロナウイルス感染症対策を講じながら式に参加。いずれも式典規模を縮小するなど例年とは違った形になったが、その中でも新成人たちは20年間の感謝を胸に未来を見据えていた。今年の新成人は平成12年4月2日―同13年4月1日に生まれた人で、東日本大震災当時は小学4年生だった。県のまとめ(昨年12月1日現在)による2市1町の対象者は石巻市1308人(男性653人、女性655人)、東松島市428人(同230人、同198人)、女川町103人(同58人、同45人)。
【山口紘史、渡邊裕紀】

復興のまちと共に前進【石巻市】

 石巻市では5日に行った桃生を除き、6地区で10日に成人式を実施。このうち対象者が最も多い964人の石巻地区は石巻専修大学体育館を会場とし、密にならないよう出身中学校に応じて2回に分けて行った。

 石巻地区の2回目の式には315人が出席。亀山紘市長は「コロナで思うように動けない中だが、収束時には個々が思う道に進めるよう忍耐の心を忘れないでほしい。次代の担い手として大きく羽ばたくことを期待する」と式辞を述べた。

石巻市石巻地区 成人式 (76)

マスク姿の新成人たちが式に臨んだ(石巻地区)

 新成人代表の阿部真里香さんは誓いの言葉で、「私たちは復興する石巻と共に成長してきた。この素晴らしい日を胸に刻み、強く歩み続ける石巻と共に新しい時代の中で前進していく」と決意を語った。

 感染対策で実行委員会による余興は中止し、恩師のビデオメッセージなどはインターネットで配信する形にした。

未来へ若い力全集中【東松島市】

 東松島市の成人式も、同市コミュニティセンターで2回に分けて開かれた。1回目の式には、矢本第一中学校の卒業生141人が参加した。

 式辞で渥美巖市長は「新成人の皆さんを取り巻く環境は、国際化や情報化で変化しており、さらにコロナ禍の急激な生活変化も加わった。その中で大人としての自覚と責任を持ち、未来へまい進してほしい」と期待の言葉を贈った。

東松島成人式 (90)

飛まつ防止の板越しに新成人が誓いの言葉(東松島市)

 新成人代表の言葉では、木見尻寛人さん、大橋珠麗さんが「厳しい時代こそ、必要になるのが若者のエネルギー。一人一人の力を全集中し、結束していくことで明るい未来を切り開いていく」と決意の言葉を述べた。アトラクションでは恩師からの言葉を上映した。

 2回目の式には、矢本第二と鳴瀬未来中学校の卒業生が出席。両方の回を合わせて計306人が参加した。

古里で育った誇り胸に【女川町】

 女川町の成人式は町生涯学習センターであった。今年のテーマは「花霞~咲き続けよう20歳」。一人一人が人生に満開の花を咲かせ、未来へ躍進するという思いを込めた。

 式で須田善明町長は「皆がたくましく成長している様子はマスク越しにも伝わる。震災の次はコロナ禍など大きな困難があるが、支え合いながら乗り越えてほしい」と激励した。

女川町 成人式 (63)

座席間隔を広く取るなど感染対策を講じた(女川町)

 新成人代表の山本周作さん、和田涼夏さんは誓いの言葉で「周囲への感謝を忘れず、支えられる人から支える人へ成長できるよう努力する」と決意を語り、新成人の抱負では須田創さんが「コロナ禍で先が見えない世の中だが、光が差すその日まで戦い続けたい」、永沼真優さんは「全国各地からの温かい復興支援のおかげで今日までの生活を取り戻せた。多くの人に貢献できる社会人となれるよう精進していく」と述べた。


現在、石巻Days(石巻日日新聞)では掲載記事を原則無料で公開しています。正確な情報が、新型コロナウイルス感染拡大への対応に役立ち、地域の皆さんが少しでも早く、日常生活を取り戻していくことを願っております。



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