〝かわ〟〝まち〟にぎわい創出 石巻・交流拠点が完工 あすまで記念イベント
石巻市が中心市街地の旧北上川河口部右岸側で整備してきた「かわまち交流拠点施設」の完工を記念したイベントが22日、かわまち交流広場などで始まった。堤防で隔てられた川とまちをつないでにぎわい創出につなげる拠点であり、関係者がテープカットして本格的なオープンを祝った。催しは23日も開かれる。
オープンセレモニーには市や国、県の関係者が出席。近くの石巻小学校5、6年生が鼓笛隊演奏を披露し、花を添えた。齋藤正美市長は「市の魅力向上が期待され、新たなにぎわいを発信していく」とあいさつした。
かわまち交流拠点は面積約1万5千平方メートル。観光拠点の「かわまち交流センター」と地元の産品を販売する「いしのまき元気いちば」、「かわまち立体駐車場・バス駐車場」、路線バスやタクシー乗り場の「かわまち交通広場」、「かわまち交流広場」からなる。3月末で交流広場が完成し、全ての施設整備が完工となった。
国による旧北上川の堤防整備に合わせ、平成28年度に東日本大震災復興事業としての土地区画整理事業を開始。総事業費は約31億円で、順次の施設整備が進められた。
22日は交流広場でステージライブがあり、夏場に動かす噴水もお披露目。かわまち交流拠点の利活用を探るトークショーのほか、アイトピア通りから交流広場までの通りを歩行者天国としてさまざまな遊びの提供や飲食・物販店を並べた「橋通りパーク＆マルシェ」があった。23日は午前10時から午後3時までステージライブやカヌーなどの乗船体験が予定されている。【熊谷利勝】
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