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石日杯争奪ミニバス大会 男子・石巻向陽、女子・豊里が優勝

心一つにつかんだ栄光

 「第30回石日旗争奪ミニバスケットボール大会兼第47回県民体育大会バスケットボール競技ジュニアの部東部地区予選」の決勝戦が23日、石巻市の遊楽館で開かれた。頂上決戦は男子が石巻向陽と気仙沼、女子は豊里と石巻中央のカードとなり、男子は3大会連続で「石巻向陽GOD☆STARS」、女子は初めて「豊里DEERS」が石日杯を手にした。

リードを守り抜き優勝した石巻向陽
後半に流れを引き寄せた豊里

 同大会は石巻日日新聞社主催。県バスケットボール協会U―12カテゴリー部会共催。石巻地方を中心に登米や気仙沼、本吉など県内東部から小学生男子10チーム、女子12チームが参戦した。女子の豊里は河南ディアーズ(石巻市)の団員不足から豊里かうず(登米市)との合同で今回初出場した。

 23日は決勝戦で、男子の部は序盤から石巻向陽が試合をリード。気仙沼は総力戦で食らいつき、点差を縮めたが、圧倒的な攻撃力で攻め切った向陽が78―42で勝利した。

向陽は終始、攻めの姿勢を崩さず相手を突き放した

 女子の部は豊里と石巻中央が両者譲らぬ接戦。後半の流れをつかんだ豊里が46―38で競り勝った。女子の部は本来、1位チームとスーパーシードの矢本が石日杯をかけて戦う予定だったが、矢本は体調不良者が多く出たことを理由に辞退。豊里が石日杯を獲得した。

拮抗する実力の中、わずかな流れをつかんだ豊里

 コロナ禍の中止を経て石日杯を冠した大会は4年ぶり。3日に開幕し、土日、祝日の計5日間で男女別でトーナメントやリンク戦を展開した。男女の上位入賞チームは、来月末にセキスイハイムスーパーアリーナ=利府町=である県大会出場権を得た。

 試合後の閉会式で石巻日日新聞社の秋山裕宏専務取締役は「勝つことと同様に、負けることで得るものもある。悔しさを共有できる仲間の存在や、これまで指導してくれたコーチ、そして保護者の皆さんにも感謝の心を忘れないで」と話し、健闘をたたえた。
【渡邊裕紀】


最優秀選手賞

菊地颯栄さん(左)と大和田紗凪さん

 石巻向陽GOD☆STARS 菊地颯栄さん(鹿妻小6年)
 インフルエンザで出場できなくなった2人のために、唯一の6年生としてコートに立った。チームの連携も上手くいき、みんなで楽しんで戦いながら頂点に立つことができた。ディフェンス面でまだ課題が残っているので、今後はここに力を入れていく。

 豊里DEERS 大和田紗凪さん(米山東小6年)
 予選では少ししか出場できなかったが、最後の試合はフルで試合に臨めた。チームみんなで頑張り、相手をよく見てディフェンスもできたと思う。その上で手にした石日杯で喜びも大きい。個人としては、ミドルシュートが弱いので、重点的に練習したい。



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