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釜大街道線の事故現場 年度内に信号機設置へ

 先月に横断歩道を渡っていた女児が車にはねられる重傷交通事故があった石巻市中屋敷一丁目の市道「釜大街道線」の交差点について、年度内に信号機が設置される見込みとなった。齋藤正美市長が21日の市議会定例会で明らかにした。市道石巻工業港運河線と国道45号との交差点にも年度内に設置される方向という。

石巻市中屋敷一丁目の市道「釜大街道線」の交差点


 齋藤市長は同日朝に県警からあった連絡として、「釜大街道線に年度内に信号機設置に向けて調整しているとの話があった。石巻工業港運河線と国道45号との交差点も同様」と報告した。

 釜大街道線と石巻工業港運河線はそれぞれ、市街地を東西、南北に結ぶ路線として東日本大震災の復興事業で整備され、今年3月末に全線開通。信号機のない横断歩道と交差点が点在し、地元の町内会や市議から事故防止の対策が要望されていた。特に釜大街道線は沿線小学校の通学路にもなっており、不安が的中する形での先月の重傷事故の発生となった。

石巻工業港運河線と国道45号との交差点


 議会で齋藤市長は「できる限り早期にと警察署長に合うたび話をした。署長も必要性を分かった上で県警本部に強く要請してもらった結果であり、多くの思いが一つになった」と述べた。
【熊谷利勝】



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