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石巻日日新聞

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石巻市・東松島市・女川町の話題を掲載している夕刊紙「石巻日日新聞」のnote版マガジンです。とっておきの地域情報と過去記事などのアーカイブ。無料と有料記事があります。ぜひぜひフォ…
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2024年1月の記事一覧

eスポーツの腕前競う レースゲームで〝石巻最速〟

初開催 300人熱狂 ライバルと出会い、交流  コンピューターゲームの腕前を競う「eスポーツ」で新たな人流を生み出そうと、いしのまきスポーツコミッション(伊藤和男会長)主催の体験イベントが28日、石巻市中央二丁目の市かわまち交流センターで初めて開かれた。自動車レース、格闘、射撃などのゲームで勝負を競った。  イベントは、昨年3月に設立された同コミッションの設立記念事業。eスポーツは4年に1度開かれる「アジア競技大会」で、令和4年に正式種目となった。年々認知度が高まる中、同

石巻地方初「えるぼし認定」 モビーディック

女性活躍で3つ星評価  宮城労働局は25日、ウェットスーツなどゴム製品製造業の㈱モビーディック=石巻市鹿又=に対し、女性が活躍できる企業の証「えるぼし認定(3つ星)」の通知書を交付した。県内の認定企業は同社を含めて23社あり、石巻地方では初めて。  同局の竹内聡局長らが同社を訪ね、従業員が見守る中で加藤武社長(48)に認定通知書を手渡した。竹内局長は懇談の場で「地域のロールモデルとして他の企業にも普及してほしい」と期待した。  同社の昨年10月末時点の労働者数は75人で

3―4階に最大200人 東松島市・初の津波避難タワー

矢本運動公園内に来年度  東松島市は25―26日、矢本運動公園野球場=大曲=南側に整備予定の津波避難タワーについて、周辺地域の住民に概要を説明した。運動公園周辺は3―5㍍の津波浸水が想定され、周辺に高台がなく、最寄りの避難所まで1㌔以上離れている世帯もある。有事に高台避難困難者らが速やかに逃げられるよう、来年度の完成を目指して整備を進めていく。  避難タワーは、津波をやり過ごすための避難場所。波が引いた後は、近隣の避難所に移動してもらう。建物は鉄骨造4階建てで、鉄骨を縦横

住民悲願の信号機設置|市道釜大街道線

運転モラル向上が肝要  昨年11月に女児が車にはねられる重傷事故があった市道釜大街道線の交差点に信号機が設置され、26日に供用開始した。事故が起きる前から地元の上釜町内会(阿部貞男会長)が石巻市と石巻署に要望し続けていた。  同市中屋敷の市道十字路交差点では信号機に取り付けられていたカバーが外され、午前10時に稼働開始。それと並行し、これまで掲げられていた一時停止の標識が撤去され、路面の表示を変更する作業も行われた。  釜大街道線は昨年3月に供用開始され、この交差点では

見えない、見えにくい世界を理解

歩行体験や誘導実践 定員上回る53人参加  視覚障害に理解を深める「目の不自由な方とボランティアのための歩行体験サポートセミナー」が21日、石巻市蛇田公民館で開かれた。定員は30人だったが、それを上回る53人が参加し、盲導犬の歩行体験などを行った。  セミナーは、NPO法人「一歩を楽しむ石巻」(若山崇代表理事)の主催。平成30年に始まり、今年で7回目となった。前半の知識編は、日本盲導犬協会仙台訓練センターの大谷孝典さんが講話で視覚障害への理解を呼び掛けた。  大谷さんは

ゆうちょ貯金箱コンクール 県内唯一 稲井小・佐藤さんが入賞

発想光る「ロボットネコ」  第48回ゆうちょアイデア貯金箱コンクールで、石巻市立稲井小学校5年の佐藤蒼已さん(11)の作品が「すてきなデザイン・アイデア賞」を受賞した。約48万点の応募があり、入賞全240点の中で県内の受賞者は佐藤さんのみ。飼い猫をモチーフに「ロボットネコ」と題した目が4色に光る貯金箱を作った。  コンクールは㈱ゆうちょ銀行=東京都=が主催し、昭和50年から小学生を対象に開催されている。今回は全国約8700校、約48万人の小学生が1点ずつ応募。工夫を凝らし

大臣賞に石巻市塩富・末永海産「帆立のリッチフレーク」

県水産加工品品評会  県内の水産加工品を集めた「第48回宮城県水産加工品品評会」が23日、石巻市水産総合振興センターで開かれた。46社から計112点の出品があり、最高賞の農林水産大臣賞には末永海産㈱=石巻市塩富町=の「帆立のリッチフレーク」(80グラム入り、700円)が選ばれた。受賞21点のうち9点は石巻市に本社や工場があり、水産都市石巻の底力を見せた。  品評会は県水産加工業協同組合連合会、県水産加工研究団体連合会と県が主催。お茶漬けの素や缶詰、フライなど各企業の強みと

11月開業へ道の駅着工

三陸道矢本PA隣地に  東松島市が三陸自動車道上り線矢本パーキングエリア(PA)隣地に整備する道の駅の起工式が19日、現地で開かれた。神事で新たな観光振興の拠点となる施設工事の安全を祈願。10月中の完成、11月開業とし、初年の入込客数100万人を目指す。

¥100

ボランティア再開 笑顔戻る

つつじ会・デイサービス 常盤木学園が演奏会  特別養護老人ホームやデイサービスセンター、ケアハウスなどを運営する社会福祉法人つつじ会(土井一美理事長)=石巻市蛇田=は19日、コロナ禍で休止していたボランティアの受け入れを再開した。常盤木学園高校音楽科=仙台市青葉区=の3年生3人が独奏やアンサンブル演奏を届けた。  演奏会は石巻蛇田デイサービスセンターで行われ、施設利用者ら約40人が参加。バイオリン、声楽、フルートを専攻する生徒は、独奏や独唱で「上を向いて歩こう」「富士山」

6杯の特産せり創作鍋 上品の郷でコンテスト

鯨や鹿肉、魚介とも好相性  石巻市特産の河北せりの普及と新たな料理の創作を目指した第1回せり鍋コンテストが14日、道の駅上品の郷で開かれた。市内の飲食事業者ら6チームが鯨や鹿肉、ホヤといった地元食材と組み合わせるなど工夫を凝らした一杯を提供。食べ比べした来場者の投票で、鮎川浜を中心にイベント出店している「旬魚旬味いしもり」が優勝し、上品の郷で浜焼き屋を出す青木水産が準優勝した。  エントリー順に「青木水産」(雄勝町)はざら貝、つぶ貝、たこなどのうまみを生かした塩ベースの海

大谷グラブに児童歓喜

国内2万校に計6万個 石巻地方にも届く  米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手(29)が日本国内の全小学校約2万校に3個ずつ寄贈したサイン入りのジュニア用野球グラブが11日、石巻地方にも届いた。2市1町の教育委員会が受け取り、各校に配布。このうち女川小(熊谷雅幸校長)では同日にお披露目され、児童たちは目を輝かせながら早速グラブを着け、放課後の校庭でキャッチボールを楽しんだ。   大谷選手は岩手県奥州市出身のプロ野球選手。投球と打撃の両方を高いレベルでこなす「二刀流」で、昨春

網地島産サツマイモに熱視線

潮風浴び甘み凝縮 ふるさと小包で全国発送  石巻市の離島、網地島で栽培されたサツマイモの発送サービスが注目を集めている。日本郵便㈱が企画して先月半ばから発送が始まり、ふるさと小包ですでに計500㌔が届けられた。栽培する同市清水町の生花店フローリストクラウンの高橋聖公社長(58)は「潮風を浴びたミネラルを吸収しているので、甘みが詰め込まれている」と話す。ふるさと小包は3月28日まで申し込みを受け付けている。  網地島では古くから島民がサツマイモを栽培しており、干し芋などで

1700人晴れやかに 石巻地方で成人式

「力強く、優しく、たくましく」  石巻地方で7日、二十歳を祝う「成人式」が開かれた。東日本大震災発災時に小学1年生だった世代で、対象者数は1682人(男869人、女813人)。市町別では石巻市1214人、東松島市399人、女川町69人。スーツや華やかな振り袖で着飾った若者たちは大人の自覚を胸に、夢や目標に向かって進む決意を新たにした。【山口紘史】  石巻市は5日に行った桃生を除く、6地区で成人式を開いた。このうち石巻地区はマルホンまきあーとテラスで実施。コロナ禍の昨年まで

辰のように悠々と飛行

ブルー4機 新春の空へ  航空自衛隊松島基地(渡部琢也司令)所属のブルーインパルスが5日、今年最初の訓練飛行を行った。天候偵察機を含む4機のブルーが金華山沖に向けて離陸。石巻地方を眼下に沖に向かい、干支の「辰」のように悠々と空を駆けて本格的な訓練再開へ調整した。  飛行訓練は昨年12月21日以来15日ぶり。基地周辺には初フライトお目当てに航空ファンが集い、機体に向かうパイロットが手を振って新年のあいさつを交わした。  風向きの関係から東から西に向けての離陸となったが、雲