腰丈ほどの大きさの古びた陶器の水瓶を見つけた。

中を覗くと五寸ほどの澄んだ液体が僕を写して揺らいだ。

僕は急いで蓋をし直した。

予想より少なかったのだ。

何が何を何のために貯めているのだろう。

あるいはただ只管に減り続けているのか。

見てはいけないものを見た気がした。

サポート額の内20%くらいはnote等への手数料になります。残りの80%くらいは一時的に私になり、すぐに通過して何処かへ行きます。でも、100%はあなたと私の記念になります。