『裏意識』無量無自無言無質の基体のことば

物質とは実在と実在の間の「ことば」だと思う。

よって実存はウソ。知的倒錯!
あんなのに騙されちゃだめよ。
主にニーチェはこれに気付いて戦っていた。


◆神秘について

人はその構造ゆえに何を知ることができないか。
人はそれを知ることはできない。
だって「人」なんて人はいないのだから。


「不可知」を「神秘」と呼ぶのは神たるこの世の一要素、生きとし生ける部分的生命の我、われ、片割れ、かたわのそれぞれのその時々の限界がそこまでであり、それ以上の言及の必要性を感じていない、という宣言をすることに他ならない。

神秘宣言とは 全なる今中の緒事情 に対して、白旗をあげることであり、「自分」という不安定で矮小な実在を全き”現し世”に迎合する取り組みなのだ。

「主観」という、不完全な自己認識による自意識で汚れたレンズ越しの視界、現実から外れて脇道に逸れてしまった色界の観測情報を手放し、完全なる「空」に一時的に意識を預けて、そこに住む「空人」の「空言」に耳を傾け、意識を自然の形に最適化すること。それが神秘宣言だ。

地に住み、あるいは知を生業とする者たち、平たく言えば「人間」はよくこれをする。


しかし、しばしば神秘なるものの効力を必要とせず、あらゆる実在に対して過たない知見、見識を持つことができる者たちもいる。かれらとはざっとこのような者たちだ。

・自己認識を完成させた者。

・自意識による歪みを補正する術を得た者。

・認識を完全に諦めた者。

・空に昇ったきりほとんど降りてこない者。

かれらは神秘をあまり語らない。かれらは自身がこの上なく神秘的であることを知っている。だからかれらにとって特別に神秘的な物事はないし、神秘的でないものもないのだ。

神秘と聞いて、緻細な判断や分別を捨てることのように感じる人もいるだろう。

しかし、かれらは判断や分別をしないわけではない。  
かれらはただ定めに応じて動く。
だから何をして、何をしないのだと言えるとは限らないのだ。


遥か昔から人々は言葉を用いてよく議論し、考えてきた。

・何が不可知で、何が可知か

・何が価値で、何が負価値か

・何が勝ちで、何が負けか

・何が良くて、何が悪いのか

これら境界を探究し、「一般的見解」を定めるの営みが
哲学、科学、神学、識学、知学、人間学、言語学であるならば、

われわれはお互いにこう言い合い続けなければならない。

「もう勝手にしてくれ!」と


境界を画一化すること。

境界を共有すること。

境界を同じくすること。

それが意味することはつまり、

「われわれ」が「われ」になるということだ。


ヒトの細胞の数はおよそ37兆個だと言われているが、

この「われわれ」はいつから「われ」になったのだろう。


また反対に、

原初の生命「われ」はいつから「われわれ」になったのだろう。


「そんなの知ったこったっちゃない」

「勝手にしてくれ」

「考えたくもない」

「勝手にしてくれ」

その声は本当に「その人」個人の声だろうか。

かく言う人々は何をもって、自らを自己たらしめているのか。


個人が個人で何かを考えることは可能か

個人が個人で何かを知ることは可能か

個人が個人で何かを得ることは可能か

さて果たして、個人が「個人」たることがどうして可能なのか。



さあ、、どうだろう。
主観の眼が痛みを訴え始めたのではないか。

認識を閉じてしばらく休むのも良い。

あるいは空人の声を尋ねようか。


空言ほど有用ではないかもしれないが、

差し出がましくも、私個人の見解としては、

われわれが言葉を用いて話し、歌い、書き、打ち込むように、

分子レベルの情報伝達物質こそが細胞たちの声・言葉であり、

電気、ガス、水道、人、貨幣、燃料などが都市生命体の声・言葉なのではないだろうか。

また同様にして、

物質とは実在と実在の間のことばなのだと思う。


つまり、生命体の規模や性質によって

言語の規格が違うのではないか

と、個人的には思い、また確信している。


だから、ある動物にはその動物の、真理には真理の、

神秘には神秘のことばがふさわしいのであり、

ここまで無理を承知で長々と語ってはきたが、

この日本語と呼ばれる言語体系、すなわち人間とよばれるモノたちが主体となって意識の裏で作り上げてきた情報伝達手段では、神秘についてあまり宜しく述べられないのが正直なところである。


他の言語で話し伝えたところであまり理解を得られるとは思えないが、最後に私が現在できる限り最適な手段を用いて、すなわち神秘の規格に最も近いであろう形に思念を変換して添付してみることにする。

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うまく伝わればすこぶる幸いである。


以上、意識の裏側から





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