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【これで分からなかったら】IOSTのDefi、XIGUA FINANCEの使い方を解説【もう知らない!】

これまでXIGUAについて色々と書いてきましたが、肝心の使い方については書いていなかったので、解説していきたいと思います。

※他の方々が既に解説されている細かい用語とかユニスワップと共通している部分については説明していません。
そこまで書いていたら膨大な文章量になるので。


以前、XIGUAの仕組みなどについて解説した記事はこちらです。

XIGUAの運営開発者が語ったロードマップに関する記事の抜粋翻訳記事です。



1.IOSTのウォレット取得

これはこれで少しややこしい場合もあるのですが、これは他にも解説してくださっている人が大勢いるので、そちらを参考にしてください。


2.XIGUAのページに行く

↑これですね。

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↑こういう画面が出るなら、ブラウザにウォレットが入っていないか、もしくはウォレットにログイン出来ていません。
(注・PC版)
Jetstreamはクロームだとログイン不要だったはずです。

正常に行くとこういう画面になります。
確かスマホからでも使えたはずです。

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(赤い部分は私のウォレット内のIOST量なので塗りつぶしてあります)

ちなみに、Google日本語翻訳を使ってページごと翻訳しようとするとバグる事があります。


3.Swap(トークンの取引)について

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これは取引所です。
自分が持っている(XIGUAに上場されている)トークンと別のトークンを交換出来ます。
上の欄で選んだトークンを支払って下の欄で選んだトークンに交換する感じですね。

現時点では流動性が低いトークンもありますので、トレードする場合は価格をちゃんと確認してから取引してください。


4.イールドファーミングで流動性を供給する方法

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まずPoolのタブを開きます。
そして「Add liquidity」から2つのトークンを選択し、いくら供給するのかトークンの枚数を選択して決定。
基本的にはこれだけです。


トークンのペアが存在するならどんなペアでも供給出来ます。
しかし取引量が少ないペアにしても旨味は少ないのでIOSTかXUSDとのペアにしておくのが無難ですし、後に書きますが、流動性マイニング出来るのはXUSDとのペアだけなので現時点ではXUSDのペアが圧倒的に得です。
(デフォルトではIOSTが選択されています)

注意点として、流動性供給される2つのトークンは同じ価値の量ずつ供給する必要があります。
つまり、1ドル=100円の時にドルと円のペアを供給する場合、1ドルと一緒に100円を供給する必要がありますし、2ドルなら200円が必要。101ドルなら10100円が必要です。
XIGUAでは流動性供給時にトークンAの供給枚数を選択すると、現在のレートから自動でトークンBの必要枚数が計算されて表示されるので、基本的にはその表示に従う方がいいと思います。

このあたりの仕組みは基本的にユニスワップと同じはずです。
(私もユニスワップは触っていないので詳細は把握しきれていません)
何故2つのトークンをステーキングしなくてはいけないのかとか、細かい仕組みの部分に関してはユニスワップについての解説記事を参考にされるのがいいと思います。

「Create a new pair」から新しいペアを追加出来ますが、普通に使うならあまり意味はないかも。


説明文の翻訳

流動性プロバイダーは、プールのシェアに比例して、すべての取引で0.3%の手数料を獲得します。手数料はプールに追加され、リアルタイムで発生し、流動性を引き出すことで請求できます。

XIGUAのSwapで取引すると、0.3%の手数料を払います。
その中の0.25%が流動性供給者の取り分となり、残りの0.05%がシステム内にストックされます。

手数料収入はプールの中に残り続け、流動性供給を終了して資金を引き上げる時に手に入ります。
後で説明しますが、これまでは上記ストック分でXGを買い戻してバーンし、XGの価格上昇を狙うシステムになっていました。
しかし本日(2020年12月6日)にガバナンス投票によってそれが変更され、ストック分を全て流動性供給し、XGの流動性を増やすと同時に将来のためにストックされる資金とされる事になりました。
これでバーンのシステムが終了する事になりました。

※注意
イールドファーミングの税金関係の話は面倒そうなので、よく分からないならここは触らない方がいいと思います。
ここは本当によく考えてから触ってください。


5.XUSDとは

XUSDはXIGUAが発行しているUSDのステーブルコインです。
1XUSD=1USDに価格が近づくように調整されています。
(完全に同じではないので注意)

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6.XUSDの入手方法

XUSDを手に入れる方法は2つ。
まず1つは市場で買う方法。
これは簡単ですね。
XIGUA以外にもIOSTDEX、OtbTRADE、WaxGourd-Financeなどでも手に入れる事が出来ます。
現時点ではIOST最大のドルステーブルコインだと思います。
(近い時期にHuobiのHUSDがIOSTに入ってきます)

※注意
XUSDの価値の保証はされていませんので、慎重にお願いします。

2つ目はXIGUAでXUSDを新規発行する方法。

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XIGUAではIOSTを担保に入れる事でXUSDを発行出来ます。
やり方ですが。
XUSDタブの「Lock」でIOSTをロック(ステーキング)します。
そして「Borrow」でXUSDを発行出来るようになります。
発行するために必要なIOSTは現在のレートで2.5倍必要です。
つまり1ドル分のXUSDを発行するためには2.5ドル分のIOSTが必要になるという事です。

注意点として、IOSTの価格が60%以下に下がった場合、債務超過になってロックされているIOSTが奪われる事です。
以下、ホワイトペーパーからの翻訳。

4. XUSDの清算の仕組み
IOSTの価格にマイナスの傾向がある場合、利用者が担保にしているIOSTが「債務超過」になる可能性があります。
担保資産残高が元の価格の60%を下回った場合、清算を行います。清算中は、誰でも(清算人)が元のminterに代わってXUSDを返却し、元のminter(清算人)が担保にしている資産を手に入れることができます。

IOST価格が60%以下になった場合、誰でもXUSDを返却する事で他人が預けたIOSTを貰う事が出来るようになります。


7.XUSDの返却とIOSTのロック解除方法

①XUSDタブの「Return」から「Return XUSD」します。
当然ながら、発行した分のXUSDをウォレットに所有している必要があります。

②「Unlock」から「3days」を選択。

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これで3日後、自動的にウォレットに戻ってきています。
(私も一度経験済み)
※他の選択肢を選んだ場合にどうなるかは、正直ホワイトペーパーを読んでもよく分からないです。
これに関してはTelegramでもよく質問を見るし、運営の回答を見てもあまりよく分かりませんでした!


8.XUSDを入手する意味

一般的な話をすると、ステーブルコインの一番の意味は「価値の保存」かと思います。
世界で一番信用されている通貨であるドルと同価値(とされている)ステーブルコインは資産の保全方法として特に新興国では価値があるのだと思います。
そして中国では通貨の持ち出しを規制しているので、資産の保全を考えるならステーブルコインは適しているのでしょう。

そういう意味とは別にXIGUAにおけるXUSDの意味ですが。
簡単に言うとXIGUAにおいてはXUSDが基軸通貨のような扱いになっています。
そして現状、流動性マイニング(XGの入手)を行えるのはXUSDのペアだけです。
(XGプールとかの例外は除く)
なので基本的に流動性マイニングを行うにはXUSDをどうにかして手に入れる必要がありますので、XUSDを入手する意味はあります。


9.流動性マイニング(XGマイニング)のやり方

まず、8.で書いたように、流動性マイニングが出来るのはXUSDとのペアだけです。
正確に言うと、XUSDとのペアの中でXG排出が決定されているペアのプールと、「XGのみ」&「XUSDのみ」のプールにステーキングすると流動性マイニングを行う権利があります

もっと言うと、最初に運営が「このトークンペアをステーキングしてくれたらXGあげますよ」と設定したペアと、後で説明しますが「XG所有者が投票で決めたペア」にステーキングするとXGが貰える権利があります。
それにプラスしてXGだけをステーキング出来るプールと、XUSDだけをステーキングするプールもあって、そこでもXGが排出されます

実際に見てみましょう。

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「Vaults」のタブ。
上の4つ、青い文字の[vote]がある部分が「XGだけをステーキングするプール」で、その下に見える「xg-xusd」がXUSDペアのプールの内の1つです。

ペアの名前の右側にある「×1」とか「×17」みたいな数字はXG排出の倍率です。
運営が設定したもの+XG所持者による投票で決められた数値です。
投票の結果は流動的なので、一定ではありません。
当然、倍率が高いほど利率も良いですが、その分人も集まるので薄まります。
「Estimated APY」という項目は現在のレートから換算された年利で、ここのパーセンテージでどれだけ儲かるのか判断したらいいと思います。

①XGのみプールについて。
まず「Manege」へ。

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こちらは簡単で、ステーキングする枚数を選び、持っているXGをそのままStakeすればいいだけです。
ただし、こちらにはロック期間があります
ロックされている間、XGは動かせません。
期間は3日、30日、90日、180日の4つあります。それが上の画像の4つですね。
XGを持っていれば流動性マイニング出来るので楽ですが、ロックされるのはリスクが大きいのでちゃんと考えて判断してください。
しかし一番利率が良いです。

②トークンペアのプール
こちらは、直接は流動性マイニング出来ません。
4.で説明したイールドファーミングで流動性を供給する事で参加出来るようになります。
まず「Pool」でイールドファーミング。流動性供給して、供給したペアの「Manege」を押すとステーキング出来るようになっているので、あとはステーキングするだけです。
どのペアをステーキングすれば流動性マイニングの権利を得られるのかはvaultsから確認してください。こちらも流動的です。


10.Vote(ガバナンス投票)について

XG所有者がXGプールにステーキングすると投票権が得られます。
これがかなり重要なのです。
XIGUAに大きな変更が加えられる場合、この投票によって決定されます。
賛成多数で可決。反対多数なら否決ですね。
これまでもかなり大きな変更をいくつも繰り返しているので、はっきり言って怖いですね。

4.でも少し説明しましたが、今日も新しい提案が行われ、システムに大きな変更が加えられました。
それについては昨日書いたこちらでまとめています。

それを読んでいただければ分かると思いますが、かなり大きな変更です。
判断ミスでエコシステムが潰れる可能性があるので、ちゃんと考える必要があります。


11.「Vote1」について

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画像右上にある白いボタンですね。

この「Vote1」は、どのトークンペアに流動性マイニング報酬を与えるかを決めるための投票をする場所です。
全体の5%の得票率を得ると0.5ポイントの割当があり、そこから5%ごとに0.5増えていきます。
自分がステーキングしているトークンペアに投票しておけば報酬が増えます。
重要なのでXGをステーキングしたら必ず投票しておきましょう。

そして当然ですが、投票してもXGは減りません。


12.「Vote2」について

「Vote1」の隣にある「Vote2」はもっと重要です。
これは10.で書いた、「サイトに重要な変更を加える提案があった場合に投票する場所」です。
現時点では提案9まで終わっています。

問題点として、この投票はある日いきなり始まってしまう事で、これに対してTelegramでは不満が出ていて、改善策についても出てきているので、そのうち改善されるかもしれません。


13.Dateについて

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xg in circulation
現在流通しているXGの数です。
排出されたXG-バーンされた数だと思います。

xg price
XGの現在価格(ドル)

xusd in circulation
XUSDの発行枚数です。

xusd price
XUSDの現在価格(ドル)
おかしな話ですが、需要と供給によって上下するので、常に1ドルではないです。
価格を安定させるプロセスは存在しますが、絶対ではありません。

~burner
システムにストックされているトークンです。
手数料の一部やIOSTの投票報酬がストックされています。
上に書いた変更があったので、この欄もそのうち変更されるかも。

xg burned
現時点でバーンされたXG数です。

その下のボタンについて
少し前に導入された宝くじシステム。
参加料金を払うと宝くじに参加出来て、一定確率でストックされたトークンの1%を取得。
そしてそれをトリガーにバーンが開始されるシステムでした。
しかし当選が出る前にバーンシステムが終了したので、今後は消えるのかも?

stabilization fund
XUSDの価格安定システムのプール。
XUSDが一定以上に値上がりした場合、自動でXUSDを発行して市場に供給。引き換えに取得したIOSTをプール。
逆にXUSDが一定以下の価格になると、このプールのIOSTを使って買い支えて価格を安定させる仕組み。

TVL
現在XIGUAに預けられているIOST。


最後に

長かった…
かなり疲れました。

なので!

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記事の内容に関してですが、これは現時点でのものです。
記事中にも書いたように、XIGUAはかなり大きな変更をいくつも加え続けているので、すぐにこの記事とは状況が変わってくるとは思いますので、その点ご注意ください。
その場合、noteかTwitterに書くと思うので、フォローよろしくお願いします。

そして、この記事では投資を推奨したり勧誘したりする意図はまったくありません。
投資は自己責任で!

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