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果物の季節はさくらんぼから始まる

一年を通じてさまざまな果物が楽しめる果物王国・福島の果物シーズンは、さくらんぼから始まる。
 
今年は実の収穫が例年より1週間早く始まったそうで、観光果樹園のさくらんぼはこの土日が最盛期を迎えている。
今日は福島市飯坂のフルーツライン沿いにある観光果樹園のさくらんぼ食べ放題に参加する母と姉を送る使命を仰せつかった。2人がシャトルバスに乗って案内されたハウスで60分のさくらんぼ狩りを楽しんでいる間、果物のアレルギーがある私は車で待機。加熱したさくらんぼは食べられるが、生だと2粒ほど食べたところでお腹が不調を訴えるので食べ放題は割高すぎて参加できない。味を覚えているし美味しさも知っているけどここはぐっと我慢の子である。
 

オープン前にこの行列
 

他の果物生産県もそうなのかもしれないが、福島県民の果物好きはちょっとどころかかなり熱狂的なところがある。桃(特にあかつき)の季節になるとどれほど暑かろうが産直所が開く1時間以上前から列を成して待っているのが当たり前だったりする。果物王国民本当にどうかしてると思うが、私も列に並ぶ民の1人なので何ともいえないところである。果物アレルギーがあるのに食べたい気持ちを抑えきれず、毎年発症しないギリギリの量を見極めて食べては時々食べすぎてアレルギー反応に七転八倒しているが、果物王国に生まれ育ったからにはどうしても食べずにはいられないのだ。
 
閑話休題。 
今日も観光果樹園は予約の時点で数百人の参加者がいたそうで、近くの温泉地に宿泊したであろう他県ナンバーの車の方々や予約なしで訪れた方々が軽く引いておられた。それはそうだろう、オープン時間に行ったのに既にたくさんの人が並んでいて駐車場は満車なのだ。ガチすぎる。
福島県民、果物の時期になると目の色が変わりすぎて本当に申し訳ない。
 
さくらんぼ狩りに参加してきた姉たちによればどの木にも沢山の実がなっていて、さくらんぼの代名詞であった佐藤錦は勿論、紅秀峰、紅さやか、高砂、大将錦?などが味わえたそうな。
中でも2人が口を揃えて一番美味しかったと言っていたのは「サミット」なる品種。見せてもらった写真では、黒と見紛うほど赤く熟した果肉は分厚く大粒で、種まで赤味がしみるほどにしっかりと色づいていた。
果樹園の方のお話では、樹の本数が少ないため実も少なく値段がお高めで、店頭では主に贈答用になっているそうな。
 
そこの観光果樹園の店頭には残念ながらサミットは置いていなかった。
しかし話を聞いていただけでもう完全にさくらんぼの口になっている。個数は食べられないけれど、子供の頃日曜にパン屋でチェリーパイを買って食べるのがなによりの楽しみだった私は元々さくらんぼスキーなのだ。
天よ、我にさくらんぼを与えたまえ!

やったーーー!

運転手の対価として手に入れたのは銀座コージーコーナーで期間限定販売中のチェリーパイ!(2024年6月15日現在の価格は税別580円/税込626円)
 
さくらんぼのお酒(キルシュ)入りのカスタードの上にシロップ漬のダークスイートチェリーとさっぱりとしたレッドサワーチェリーの水煮がたっぷりと盛られ、さくさくのパイの底に忍ばせたチェリージャムがアクセントになって最後まで飽きずに食べられる、見た目も可愛く味もボリュームも大満足の一品!
 
ありがとう!レコーディングダイエット中だがカロリーのことは気にしない!(華麗なるリバウンド王の明日はどっちだ)
 
さくらんぼが終わると、次はいよいよ桃の季節。
福島県の主力品種、あかつきをどうぞよろしく。


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