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カラダより何かを大切にしていたりしない?

職場の同僚の暴言にショックを受けて出社できなくなってしまった方が

整体指導を受けに来られた。

ふれて確認すると

以前とは別人のようにお腹が硬くなってしまっていた。


整体指導ではふれて心身の状態を確認していく。

硬直したお腹が示しているのは

深刻なショック状態だった。

交通事故で打撲したカラダなどでは最も警戒を要する状態。


物理的な衝撃を受けずに

心理的な衝撃だけで同じような状態に陥っていることが事態の深刻さを物語っていた。

ぼくらは気の感覚を用いて丁寧にふれていくことでしか心身の状態を観察できない。


でも、だからこそ

手応えで深刻さを感じとることが出来る。

そして、手応えで感じられるカラダが変化すれば

必ずココロは変化する。


第三者がふれて確認できるくらいだから

カラダが感じられるようになれば

カラダが教えてくれる違和感や異常感というメッセージを自分で聴くことができる。


そもそも自分の源(ソース)、ハイアーセルフとの同調率を教えてくれるのが感情。

いい気分であればソースと同調している。

いい気分じゃなければ、ソースと同調していない。

気分はカラダの感覚として拾っている。

だからこそ、カラダとの対話というのは素晴らしい自己対話になるし

こんなに優秀な自分のコンサルタントと対話しない手はないよね。


働いている職場で心身を壊された方とお話をしてみると

例外なく全員がカラダとの対話の習慣を持ち合わせていなかった。

残念ながら、かくいうぼくもそのうちの一人だったのだけれど。


カラダで嫌だって言っているのに

辞めたらお金が不安だから

職場の雰囲気が悪くなっちゃうから

お客さんに悪いから

家族に迷惑をかけるから

カラダよりも大切にしていることがいっぱい出てくる。


面白いよね。

人間としてこの地上で生きていて

カラダより大切なものなどひとつもありゃしないのに。



たしか旧約聖書だかにあると聞いた寓話がある。


ある街に悪魔が訪れた。

わたしは明日、再びこの街にやってくる。

おまえたちが持っているものを全て奪っていくが

一番大切にしているものだけは手元に残しておいてやる。

残しておいて欲しいものを1つだけ決めておけ。


翌日、悪魔が再びやってきて街を去ったあとには

家や金貨やお店などがたくさん残っていた。

ただし街には人間が一人しか残っていなかった。

「いのち」を残してくださいと願ったのが彼だけだったのだ。


いうまでもなく「いのち」というのはカラダのこと。

人間として活動するうえでもっとも大切な道具。

うち神様と言ってもいいレベルの優秀なコンサルタント。


カラダで嫌だと感じたことに「NO」と言えることが

いのちを大切にする自愛の最初の第一歩になる。

同僚に「NO」を言ってみる。

上司に「NO」を言ってみる。

パートナーに「NO」を言ってみる。

カラダより優先順位の高いものなどないのだから。



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