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気の感応はふたりの共同作業。

整体指導では

最初にうつ伏せになっていただいた方の背中に手を当てて気を通していく。

ふれて一番最初に何が伝わるか、感じとれるか。


カラダが物になってしまっていると、気の感応が起こらない。

無意識運動が鈍っているカラダ

ホメオスタシスが怠けているカラダ

いのちより仕事を優先してきたカラダ

自分の内から湧き起こる要求を無視し続けてきたカラダ

やりたくないことに長らく従事していたカラダ

長くカラダに薬を放りこみ続けてきたカラダ

脳内で自己否定の言葉が鳴り響いているカラダ

ふれても感じないカラダ


気を集めた手でふれていくと

ふれた場所に相手の注意が集まってくる

そして感応が生じる。


背骨の弾力が回復してくると

物になっていたカラダが

気が感応する生き物のカラダに戻ってくる。

こちらがどんなに手に気を集めえても

相手の気が集まってこなければ感応は起こらない。

気の感応はふたりの共同作業。

人工透析をしている腎臓などは

臓器としては死んでしまっているので

気を通していってもまったく感応が起こらない。


気の感応を起こさなかったカラダが、感応を起こすように変化したことを感じると嬉しい。

共同作業が行われているってことだからね。

それに気の感応は大抵は笑顔とセットで訪れる。

手をふれると、ふわっ〜と相手の気がぼくの手のひらに集まってくる。

心身が動き出してくれたんだね、よかったぁって。


気の感応で面白いのは

お腹の中の胎児に気を通していくと

ママがお腹の子が喜んでいますって言うんだよね。

見えているわけじゃないのに。


胎児が気に感応して動きだすからだけじゃなくって

ダイレクトに胎児の気持ちを気の感応で感じ取っているから。


逆もしかりなので

ママの気持ちも、ダイレクトに胎児には伝わっている。

だから妊娠中はママがいかに気持ちよく過ごすかということが

胎児に与える影響はものすごく大きい。

というか、ママがご機嫌で過ごすことが一番たいせつなことになる。


ふれると伝わってしまうからこそ

本能的に

機嫌の悪い人にはふれたくないし

ふれられたくない。


ふれられたくないっていう無意識の拒否が生じてしまうと

緊張して感応が生じにくくなる。

だからこそ

ひとに触れるときの在り方は

『愉』が大切になってくる。

『愉』とは・・・

わだかまりがなくて気が軽い。たのしい。よろこばしい。気が晴れやか。


『愉』の在り方でふれていくことが

気の感応を生じさせ

ふたりの共同作業を可能にしていく。














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