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タイパク

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2020年6月の記事一覧

タイパク 主人公論と今後の展望

この漫画がすごい!を選ぶのは難しい、まず面白さという概念が主観的でありさらに種類がありその上同系統でも定量的な比較はできないと壁が多い。そう、漫画雑誌に漫画を載せるには新人賞-担当-編集会議という三つの門を通らねばならないように───

これに対して、現状評価数の多さという観点で見れば「続きはすごい気になるけどお金や票を落としたくない漫画」の第一位をひた走るのはタイムパラドクスゴーストライターとい

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タイパク4話 どうしろってんだよ編

テーマとは何か?これは非常に広範に用いられる言葉でオリジナリティの影の双子のような存在だ。芸術作品や大衆娯楽としての側面がある以上、ただ楽しませるだけなく何かを問いかけそれに答えるというのはやはり避けられないのだろう。

私見だがこれは別に作品全体を組み上げる大きな軸である必要はないのではないだろうか?全編を通して巨大な一つの問いに向き合い続ける名作もあるが、小テーマを点在させてそれとの向き合い方

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タイパク6話 解体新書

例のあの漫画の6話を初見で読んだ感想は今週はクッソ地味でつまんねぇなというものだった。パクさんこと哲平さんの人格評価値を下げるような出来事はあまりないからだ。いや肉食わないだけでムカつきはするのだが5話までの毎週底値を割り続けるような事はなかった。

しかし冷静に作品を見る方々の屈託のない事実陳列罵倒を見るうちに6話はタイパクの抱える構造的欠陥が如実に現れる言うなればクズ総集編になっているのでは?

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タイパク7話感想 馬脚

例え話をひとつ。

心臓に持病のある患者が搬送されてきた。
検査をするまでもなくまずいと感じたのですぐさま手術をすることにした。
8時間に及ぶ同じ患部を何度もいじくり回す大手術。
最後にうっていなかった麻酔をうって縫合をする。
さらに手術ではなく投薬を施すべきだった。

タイパクはこれだ、主人公の施術の方法がまずズレている上にそれに延々と時間をかけた挙句最初に行うべき行為を最後に持ってくる。

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