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『かもめ食堂』から拡がった好きなこと

現在30才手前ギリギリですが、人生で初めて魅了された映画かもしれません。

公開は2006年なので今から14年前。当時15才くらいでしょうか。
出演者は小林聡美さん、もたいまさこさん、片桐はいりさんです。他に日本人キャストは出てきません。


14年も前なのでネットで検索するとネタバレ記事がたくさん出てくるのであらすじは詳しく書きませんが、小林聡美さんが営む かもめ食堂を軸に、フィンランド人との交流を描いています。(ノンフィクション、ドキュメンタリーではないです。)

なぜ惹かれたのだろうと定期的に考えるのですが、はっきりこれだ!とは言えず....

無理やり言ってしまえば空気感でしょうか。

とにかく3人の会話とフィンランド人とのやりとりが緩くて、気張らずに観ていられる。かと言って飽きることもなく、眠くなることもなく。

サラーッとしている映画ですが、本当はすごく考えられて作られている映画なんじゃ無いか、と当時思っていました。
なぜなら同じキャストで同じ雰囲気で他の監督さんが撮ったこともあったのですが、何か消化不良で終わったり、物足りない感があったり、物語に飽きてしまったりということを個人的には感じたからです。

その後、本当にハマってしまい、この作品の監督である荻上直子さんの後作である『めがね』や『トイレット』のDVDも購入してしまいました。

私の感覚的にこの映画が北欧の存在をグッと近づけてくれた作品でした。日本人が現地に馴染み、交流する様を描いているのでなんだか外国を近い存在に感じさせてくれたのかと思います。

感化されてしまい、東欧や旧ユーゴスラヴィアをバックパッカー風スタイルで2ヶ月ほど放浪したりもしました。
(結局フィンランドには行けなかったのですが...)

また、この『かもめ食堂』から派生して『2クール』という番組のDVDボックスにも手を出してしまいました。

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当時15才の思春期男子でしたが『かもめ食堂』とキャスト3人の作品ばかり追っていた気がします。そう言えば各人のエッセイも読んでいたような....

そしてそこからハンバートハンバートというバンドにはまったりして。


自分は継続することが苦手で趣味も一貫性が無いのだと思っていたのですが、この記事を書いて、今振り返ってみると全てはつながっていたんだな、と思い少し嬉しくなりました。

とにかく荻上直子さんの作品はおすすめです。
『かもめ食堂』は北欧、北欧インテリアに興味があるという方にもおすすめ です。

ものすごいファンなフリをしていますが、書いてる途中に最新2作品くらいは観ていなかったことを知ったので観てみようかと思います。

ありがとうございました。








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