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私の発達障害は結局併発だった話(ADHD+ASD)

心理検査が受けられない!?

1月下旬頃ですかね、去年の8月頃にASDのグレーゾーンと言い渡された病院に「ちゃんとした心理検査を受けたいんです」と連絡しました。しかしここで問題が生じます。返ってきた言葉は「1年ほど待って頂かないと…」でした。すぐに「次の病院探してそこで受けよ!」となりましたね。前の病院にはわざわざ紹介状を書いて頂いて有難かったです…!

初診、そして心理検査へ


そして心理検査を受けられる病院を発見し、初診は約1時間に及ぶ問診でした。小さい頃から今までの話、親の仕事や病歴までこと細かく聞かれました。私の場合、自分が小さい時どんな子供かだったかや、母親が鬱病患者であったことや、父親が割と私以外の家族に強く当たりすぎる話などを深掘りされた気がします。先生は非常に親身になって話を聞いてくれた感じがしました。あまりにも私が偏った生育歴だったようで、「では次回検査してみましょうか」とそこでは言われました。

通院2回目、その時は心理師さんと部屋に2人になり「今回はこのWAISⅢをやりますね」と言われ、一応心理学生(1年)の私はあ〜名前聞いたことあるなくらいに思っていました。(心理検査演習的なものは2年生でやるらしく、先入観をもって検査をすることがなくてよかったなと今は思いました。)パズルや算数、言葉の問題、小学生レベルの知識問題、社会のルールの問題、記号を書き写す問題などをたくさんやらされた気がしました。体感ですが、パズルがとてもできた気がしていました。この検査は項目ごとに測る能力も違うようですがそれは後ほど説明しようと思います。私は1回の休憩を挟み約3時間ほど検査に時間をかけました。その後先生の診察もあり2回目はこのような感じで終了しました。

通院3回目、「今日はロールシャッハテストをやります」と言われてあ〜あのシミのやつねとなった(一応)臨床心理学科の私。黒いシミ、黒と赤のシミ、カラフルなものなど色んなものを見せられました。最初は見えるものひとつだけを答えたんですけど、本当はもっと沢山答えないといけないみたいで捻り出すのに時間がかかってしまって、まあWAISより疲れましたね(汗)その後の問診で感想を聞かれた時「今日の方がなんか疲れました」と言うと「答えがないからね」と先生に言われ、妙に腑に落ちた感じがしました。

診断

4回目の通院、病院に行くとまずは心理士さんと検査がどんな感じかのお話。この時は「どれも凄くしっかりできていました、ただ符号が少し苦手だったかな」といったお話をいただきましたが、言い方的に発達障害ではないと言う話なのかなと思っていました。しかしながら途中から「先生と話しあって服薬もあるかもしれないですね〜」と言われた時ADHDは黒っぽいのか?(ASDは薬がないので)と思っていました。心理師さんとのお話の後、診察室に呼ばれ、先生はまず検査の結果について表を用いて説明してくださいました。

私は「処理速度」が圧倒的に低いそうです。
平均より下、ギリギリ境界知能あたりです。そしていちばん高い作動記憶とは34も差があります。この凹凸が生きづらさを出しているのだと言われました、
また、処理速度の符号のところを見てください。他の点数は2桁以上、またはそれに近い数値であるのに符号に関しては3しか取れていません。これも生きづらさの原因だと言われました。

WAISⅢの結果


WAISのⅢの説明をされたあと、先生は発達障害界隈(?)ではよく見かける3つの丸の表を取りだして「色んな話を聞いたり、検査をしたりして診断をつけさせてもらいました。あなたはこれとこれ。ADHDとASDの間のここにいますね。」

と言われました。初めてしっかりとした検査をして自分で気にし始め1年ちょっとでようやく明らかになり、個人的には正直ホッとしました。それが昨日の話。結論から言うと私は発達障害の中のADHDとASDだと診断されました。そういえば私が抱えてる「聞く方の困り感」は聴覚過敏からきているものなのだと説明を受けました。(作動記憶は高いので耳で聞く能力自体は高いそう)この後、服薬の話をされてビビり散らしてる私の話はまた後ほど。元々の性格もあってか前向きに生きていることが多いのでこれからも頑張ろう〜くらいにしか思ってませんが、処理速度が遅いとどのような弊害があるのか一応引用しておきます。

視覚情報の認識が苦手

視覚情報の記憶が苦手

同時処理が苦手

描写処理が苦手

集中力がすぐに切れる

(引用:発達障害サポートblog https://www.seisekiup.net/column/develop/669/)

私の挙動不審なところや譜読みが遅いところ(一応吹奏楽部なので笑)空間認知能力が低いところなんかはここから来ているのでしょうかね。先生には「信号渡るの苦手でしょ?」と聞かれてすごく頷いてしまったのもこんな感じなんでしょうね。

お気持ち表明的ななにか

私の闘病は多分これからですが、1番大切なのは自分といかに向き合うかだと思っています。なかなか自分を客観的に見るのは苦手なのですが、読める本は読む!聞ける話は聞く!で知識と経験を増やすことなら発達障害の私でも絶対にできると思います。変人だと言いながらも面白いと言ってくれた沢山の友人たちのおかげで幸い二次障害は併発していません。それに加え自分の性格が助けてくれている面もあると思うのでそれを大切に向き不向きと向き合いながら生活で出来たらと思っています。

(2023/4/4)



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