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等身大の企画に挑戦してみる

コルクラボマンガ専科6期の小池ぬーみんです。
前回の講座でキャラクター作りについて学んだ私は、またうんうんと悩んでいました。

卒業課題の企画どうしよう…。


それは7月からはじまる卒業課題(32ページの漫画)をどんな企画でいくかということ。

卒業課題は7月20日から連載を開始する
毎週水曜日4ページ×8週
最終講座で先生たちからの講評がある


・楽しく描けるものがいいな〜(純粋な気持ち)
・わかりやすいエンタメ作品に挑戦したいな〜(佐渡島先生の影響)
・愛着のあるキャラクターを登場させたいな〜(ごとう先生の影響)
・反響があって今後につながる企画にしたいな〜(野心)

初めての創作漫画ですから、いろんな想いがぐるぐる沸いていきます。
どれも譲れない気持ちでいっぱい…。
でも一番は「創作の楽しさを知りたい」。エッセイ畑出身の私にとって、講座に参加した意味はそこなので忘れないようにしたいです。



企画を3つ考えてみたけど…。


コルクラボの同期の子が企画してくれた「ブレスト会」「深堀会」に参加してこの3つのアイデアが出ました。

①飼ってるニワトリを食べるために殺す話
②おばさんがアイドルをやる話
③ミニマリストが田舎暮らしをする話


①は今一番関心があること。
②は去年描こうと思ってボツにしたもの。
③アイデア発信の企画。

そこでまた私は悩むのです。3つの中からどの企画で進めようか…。
どの企画もやってみたい気持ちがある反面、「これを今描きたい!」という切実な動機がありませんでした。
7月から連載が始まるというのに、まだ企画を絞れてないなんて…。と焦る気持ちでいっぱいになる私。

ヒット企画を作る3つの基準


何かにすがる気持ちでごとう先生の「ヒット企画をつくるために」の講座を受けました。

ヒット企画には3つの要素が重要である。
アイコン性…一枚の絵で伝わるか
アイデア性…1行の文章で面白そうと思えるか
コンテンツ性…作者の描きたい気持ちと読者が揺さぶる価値観があるか

講座を受けて、私は早速3つの企画を、この基準に落とし込んでみました。

①飼ってるニワトリを殺す
ただ殺すだけではアイデア性が足りない。
描きたい気持ちはあるけど、読者を揺さぶるにはテーマについて視野を広げつ必要がある。

②おばさんアイドル
アイデアも悪くない、アイコンも浮かぶ、コンテンツ性もあると思う。
ただキャラクターが描ける自信がない。

③田舎暮らしのミニマリスト
アイデアとアイコンはパッと浮かんだ。
ただコンテンツ性がないので、深堀する必要がある。

①と③は、別で知識を入れないと、読者に届かないような気がしました。
でも、②で行く自信がない。それは去年思うように描けなかったから。

母への気持ちを漫画に活かしてみる

背中を押してもらいたい気持ちでズーニーさんの表現実習2「相手に響くように伝える」を受けました。

講座では、想いを伝えたい相手に届く文章をを作る実習を受けたのですが、私は母宛てにこんな文章を描きました。

<いきさつ>
私は過保護な母とソリが合わずに、地元を出ました。
地元から出ずに、小さい頃から弟や妹の世話、結婚した後はさらに夫と子供と世話をしてきた母は、自己犠牲をおしまず家族に愛をそそぐひとだと分かりました。
今母は、子どももおらず、誰もいない場所にいる私をとても心配していると思います。そこでこのメッセージを考えました。

<離れた私を心配している母へ>

あなた愛をくれたから、私は離れていても元気でやっているよ。
さみしい時は連絡するね。
落ち着いたら、お母さんが行きたがっていた韓国に遊びに行こうね。

前回もそうでしたが、ズーニーさんの講座を受けると、原点に立ち戻ることができます。なぜ描きたいのか、誰に届けたいのかを自分のこれまでの人生から問われるような感覚。

↑前回の講座

私は講座を受けて、胸の中に母への想いが強くあることを自覚しました。
そして、この沸いて出た想いを「おばさんアイドル」の企画にも活かしたいなと思いました。
「母にアイドルになって!」って言いたいわけじゃないんだけど、母には自分の好きなことをして欲しいのです。

3つの企画から1つに絞った決め手

ごとう先生からは「ヒット企画の基準」と、ズーニー先生から「自分が伝えたい相手に想いの届け方」を学び、おばさんがアイドルをやる話を卒業課題の企画にすることにしました。
1番の決め手は、等身大のままで挑戦できるテーマだったからです。

今後の課題としては
・キャラクターを育てる→キャラが伝わる4ページの短編漫画をつくる
・32ページの感覚をつかむ→ネームの模写をこなす

をとりあえずしていきたいと思います。

ではまた更新します〜。


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