見出し画像

「本当は一つなんですけど、もう一つサービスです」

先日、友達がバイトしているカフェを訪れた時のこと。素敵なマドレーヌを注文すると、お店の方がもう一つサービスしてくださいました。

私が「お得感」を感じるのはこういう時。
誰かの心づかいに、心が温かくなった時。

「得してるなぁ」と思うのはこういう時。
人との繋がりを大切にできた実感がある時。

私が''幸せ''を感じるのは、こういう時。

ヒッチハイク

熊本に住んでいた頃、ヒッチハイクで博多まで行った時のこと。社員旅行中のお兄さん3人組に乗せていただいたのですが、車内での会話で、お三方が夜にご飯を食べるお店をうっかり知ってしまいました。

インターに向かう道で

私は博多で、大学時代の友人と5人でご飯を食べる予定があり。場所を決めていなかったのをいいことに、お兄さん達と同じお店をゴリ押ししました。

そして、夜。

お兄さん達も行っているであろう水炊きのお店に行くと、なんとお兄さん達の斜向かいのテーブルに通してもらえました!数時間ぶりの再会。

ご挨拶をして、私たちもテーブルにつくと、お兄さんが店員さんに一言。

「そこのテーブルのファーストドリンク、こっちにつけといて!」

!?!?!?!?

!?!?!?!?!?!?!?!?

なんてイケメンなの…
(「いや、そんな。いいんですか?」と言いながらもそっこー受け入れ)

ありがとうございます。

そうそう。こういう時。
私は「生きててよかったなあ…」と痛感する。

もちろん、ご馳走してもらったこと自体もそうだけど、それがご縁繋がりから生じた時に、とても嬉しさを覚えるのだ。

「ヒッチハイカーを拾うの、初めて」と仰っていたお兄さん達。その旅に、少しでも彩りを添えられていたら、私も嬉しいです。

車に乗せてもらっている時にも、途中のSAでスタバのフラペチーノご馳走してもらったわ…。本当にありがとうございました。

農家直伝のお味噌を

うちには味噌が3kgあります。冷蔵庫の6分の1くらいは味噌が占めています。

大学生の時に参加した国内での国際ワークキャンプ。キャンプ先だった岩手県西和賀(にしわが)の方々とは、今でもオンライン飲みをするくらい、仲良しです。一番若い方が50歳超で、LINEの操作にも毎回講習会が必要ですが(笑)

ワークキャンプメンバーと

西和賀は本当に自然が豊かで、食べ物もとっても美味しいです。

そこで作られるお味噌の味が忘れられなくて、LINEで「西和賀のお味噌が欲しいです。どこに連絡したらいいですか!」と聞いてみました。そうしたら、「送るから住所教えて~」と一言。

しばらくして届いたお味噌、なんと3kg。おまけにエゴマもついていました。ついていた手紙には、「代金は不要です」の文字。

!?!?!?!?

!?!?!?!?!?!?!?!?

なんてイケメンなの…
(「いや、そんな。いいんですか?」と思いながらもそっこー受け入れ)

ん?デジャブか?

慌ててお礼の電話をしました。

「状況が落ち着いたら、いつでも帰っておいで。」

帰っておいで、と言ってもらえることを、心の底からありがたく感じ、目を細めました。

ありがとうございます。

すぐにでも会いに行きます。

こうやって

ちょっとした気づかい、ちょっとした心づかいなのかもしれません。

だけど、これが何にも代えがたい幸せだと私は思っています。

「与え合い」で繋がっていく人との関係が、私を温かい気持ちにさせてくれる。だから、私も「与える」ことのできる人間でありたい。

だから、書き出すのです。GIVEのリストを。

私が人に提供できるものってなんだろう。

その視点を、いつも忘れずに心に留めておきたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?