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化粧品が、自分の手元に届くまで


工場見学に行った話

小学生の頃、社会の授業で工場見学に行ったことがある方は、多いと思います。        私は、小学生の時にパン工場へ行き、お土産に あんぱんをもらい喜んだのをよく覚えています。(笑)

2年ほど前、ある化粧品会社の工場見学をさせてもらいました。                製品の実験施設、製造所、パッケージのレーン など巨大な理科室がいくつも連なる施設、という印象を持ちましたが、日頃、目にすることはない環境で、とても興味深いものばかりでした。

改めて、化粧品が世の中に販売されるまで、自分の手元に届けられるまで、どんな工程を経ているのかを理解しました。

何より、一番驚いたのは、          製品チェックの試験回数

お客様の手に渡った時に、どんな環境で保管され、使われるか? 地域、気候、個人の生活習慣などによって違うため、様々な条件でテストを行っていると聞きました。

マイナス20℃や、気温30℃、40℃など、温度、湿度も細かく区切り、数カ月間繰り返し、実験。

使われる素材の、ほんの少しの配合の差で、製品の品質が大きく変わってしまうこともあり、  常にミリ、マイクロ、ナノ単位の実験が行われていると。

特に日本の化粧品の規定は、審査が厳しく、その基準をクリアしなければ、市場には出せないので常に慎重に細やかに正確に。  

もちろん仕事なので、と言ってしまえば、当たり前ではありますが、メーカーの方々の製品に対する想い、Japanese quality 、それぞれのブランドを守る姿勢熱意も込められているのだなと感じました。   

これは貴重な経験でした。また、機会があれば、様々なメーカーの工場見学をしてみたいと考えています。


製品には物語がある

日本には、規模は様々ですが、4,000社ほどの 化粧品会社があると言います。        それだけある会社で、ものすごい量の製品がつくられているのかと思うと、商品を選ぶのも大変ですが、ヒット商品ロングセラー商品を生み出すことは本当に大変だと想像します。

購入して使う側になると、目の前にあるのは商品(結果)で、その途中(過程)は見えません。

発案から○年、開発に○年、と聴くこともありますが、それは、店頭では知らないこと。誰かが言い伝えないと購入者には届かない情報です。

売ったらおしまい、でもなくユーザーにアンケートを取ったり、商品の改良を重ねたり。    新商品の開発等、何年も続く、続けられるのも、各メーカーの企業努力があってこそ。     それを理解してからは、成分がどうかなどだけでなく、消費者の手に渡るまでの時間など、経緯を考えるようになりました。

今、自分の手元にあるその化粧品、ヘアケア製品には様々なストーリーがあるのだなと思ったりします。

Aya Horiguchi

https://ayahori1181.wixsite.com/website



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