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しばらく見かけていないあのお客様はどこへ??


変える「理由」には「原因」がある

Aさん                   「私、美容室を変えなくちゃいけなくて、新しいお店探したんだよね。」

Bさん                   「私が、20年通ったお店を変えた理由はね…。」

最近、美容室を変えた、という話を聴く機会が ありました。

Aさんがサロンを変えた理由は、       「担当してくれていた美容師さんが辞めて、遠くに行ってしまうというから、また家の近所で探そうと思って。」

Bさんがサロンを変えた理由は、       「若いスタッフさんの対応が気になって意見を 言ったら、ちょっとうるさいクレーマーみたいな感じで扱われるようになったのよね…。     おしゃべりに夢中になっていて、一つひとつの 施術の説明もしないし、それをちょっと注意しただけなんだけど。」


二人の話から               「担当者がいなくなるから」→ ほかのスタッフに引継ぎしてもらう気にならなかったのだろうな、という点が気になり、

「ちょっとうるさいクレーマーみたいに…」→     お客様の声を活かしきれていない、ことが気になります。

理由はそれぞれですが、           これは ”人(スタッフ)”が、お客様が離れる 原因を作っている事例です。


「技術」が問題?

あるアンケート調査で、サロンを変える理由は、

担当者の技術に不満 → 60%        接客やサロンの設備への不満 → 約40% 

とあります。

技術が不満、となってはいますが、      「結局、人が行う技術が不満なのだから、やっぱりだよね。」               という声も聞こえてきそうです。



理由を言ってくれることなんて、ほとんどない

しばらく見かけなくなったお客様。      もしかしたら、お客様のライフスタイルの変化で、本当は通いたいけれど、しばらく通えない。ということもあるでしょう。

「私、引っ越しすることになったので。」  「転勤で遠くに行くので。」         わざわざ、お別れのあいさつに来て下さる方も いらっしゃったりします。         

これは寂しくもありますが、         わざわざ挨拶にいらしていただける関係性が  できていたのだ、と嬉しくなることもあります。

ですが、                  お客様が来なくなってしまった理由はわからないこと、がほとんどです。

よほど、お客様を怒らせてしまい       「もう、来ないから!!」と、言われることが あれば、別ですが…   

大体の人が、                何も言わずに来なくなってしまうので、    通わなくなった理由を聴かせてもらうことは  できません。


サロン探しのストレス、美容師にはわかりにくい

これだけ多くの美容室があるから、      またどこかに通えばいい。          という声を聴くこともありますが、      それは稀です。  

「新しく、サロンを探すのって大変!。」  「気にいる美容室、美容師に出会えるか、心配。慣れるのにも時間かかるし。」       「そう簡単に見つからないかも。」  

というサロン探しを心配する声は、それ以上に 耳にしますし、かなりのストレスになるとも聞きます。  

Aさん、Bさんの声は、たまたま友人との話の中で聴かせてもらった話、ですが、        サロンに通う、リアルなお客様の声です。

受け止め自戒しつつ…             知らないうちの失客を減らしたい、です。



Aya Horiguchi



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