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PROG結果

5月にPROG(Progress Report on Generic Skills)という能力テストを受験したので結果報告します。強み・弱みのなかから能力を選んで伸ばしていきたいと思います。

結果

リテラシー
(知識を活用して問題を解決する能力)
レベル7/7

◼️リテラシーを支える4つの力

内訳:
情報収集力:5/5
情報分析力:5/5
課題発見力:5/5
構想力:5/5

このうち最も高いレベルにあるのは課題発見力らしい。研究歴が長いからかな。そもそも博士にこのテストは若干ターゲットから外れている気もします。ジェネリックな能力を測るテストらしいので博士の特殊能力は測定対象ではないのでしょう。(そんなもの測る方法があるのか疑問ですが。博士人材については最後にちょっとコメントします。)

◼️言語/非言語処理能力

内訳:
言語処理能力:5/5
非言語処理能力:5/5

どちらもバランスよく高いレベルにあるようです。ある意味私の能力傾向を一番よく表していると言えます。

コンピテンシー
(人と自分にベストな状態をもたらそうとする力)
レベル5/7

◼️コンピテンシーを支える3つの力

内訳:
対自己基礎力:7/7
対人基礎力:3/7
対課題基礎力:5/7

対人能力低いな。ばれてます。自分の得意・不得意を知り、キャラを立たせるといいそうです。得意不得意を自分で決めるのはどうなの?ってあたりがとんがってて未熟なのかもしれません。キャラもレッテルをはってもらうものだと考えているので、考えが真逆ですね。まあ、それでいいんじゃないですかね(ダメです)。

詳細をみたら一番の強みは対自己基礎力のなかの感情制御力行動持続力、弱みは対人基礎力のなかの協働力親和力。感情制御力って強みとして誇っていいのか。親和力に関しては引き続き低レベルでいきます。問題は協働力かな。これはないとまずいですよね。

◼️コンピテンシーの強みを育てる/生かす

コンピテンシーを細分化し順位づけしたもの。強みベスト5は

1位 ストレスマネジメント
2位 主体的行動
3位 本質理解
4位 検証/改善
5位 学習視点・機会による自己変革

です。弱みベスト?5は

1位 相互支援
2位 人脈形成
3位 情報収集
4位 計画評価
5位 意見の調整、交渉、説得

です。なんで情報収集低い評価なんだ…

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課題

試験結果のほかに強化書という冊子も送られてきて、各能力をどう伸ばしたらよいか解説してあります。

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普段の生活習慣からリテラシーを養えることは確実だと思うので、以下の対人スキルに注目してブラッシュアップをかけていきたいと思います。

★協働力

周囲と情報を共有し、周りの「やる気」を引き出して協力して課題に取り組み、またリーダー的立場からメンバーを指導し、チームや後輩の意欲をたかめていく力

理由:チームで活動することが多くなるので。
対策:
①自分の役割を明文化し、随時更新する。
②情報を受信するだけでなく、ゼミを主催するなどして発信していく。

②のゼミ主催はハードルが高いですが、数学基礎力養成ゼミなんかだったら需要ありそうだしリードもできそうです。あとは毎日の時事問題を自分なりに解釈してお昼ご飯のときに(軽い雰囲気で)聞いてもらうとかかな。実践していきます。

★計画立案力

課題解決に向けた目標設定と、解決までにプロセスで想定されるリスクや対処方法にまで考えをめぐらせ、効果的な計画を立てる力

理由:時間が限られる中成果が求められるため。
対策:
①ゴールを明確化し先輩にフィードバックしてもらう。ゴールや手段は適宜修正する。
②過去の事例や経験に学ぶ。特にザ・ファシリテーターはそのような例が豊富にのっているので、読了して実践する。

博士ってなんなの?

博士号は足の裏の米粒ともいわれ、あっても邪魔にならないが役にも立たないものとされます。一方、欧米では博士のプレゼンスが日本に比べて強く、肩書きとしてもつと重宝されるという人もいます。博士号をとる過程で得る能力は、別に博士課程に在籍しなくても、人によっては身に付けることができるでしょう。なので博士が特別能力の高い人材だとはいえないと思います。

ひとつ確実にいえるのは、博士号をもつことで博士のコミュニティに属すようになるということです。このコミュニティは、他の多くのコミュニティと同様、独特の文化・情報網・アイデンティティをもちます。博士号は一種のアイデンティティであり、同時に博士コミュニティへのパスポートでもあります。なので当然、博士でない人々には、博士コミュニティの人だ、と認識されることになります。(ん、なにいってるんだ私は。)

だからその国・地域で博士コミュニティがどう認識されているかで、博士人材の受け入れられ方は異なる。時と場所によっては博士号をとって後悔することもあるし、キャリア形成に大きなプラスとなることだってあるでしょう。

客観的にみて(みれているかは少し不安ですが)、博士はみんなある共通点を持っています。それは常識が少しずれているということです。普通の人とは異質な価値観を持っていることが多い。これは社会の「外」の役割を博士が担っているともいえます。つまり常識を見直すきっかけを与える媒介的役目を果たしている。だから博士はみんなとんがっているし、そのことで社会に対する一定の役割を果たしていると思います。かれらは、常識まみれの人間が触れるのを怖がる均衡の破壊者、裏を返せば革新の源泉なのかもしれません。

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