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6才のボクが、大人になるまで。

2014年のアメリカ、ハリウッド映画です。
監督、製作、脚本は、リチャード・リンクレイター。
撮影は、リー・ダニエル、シェーン・ケリー。
主演は、エラー・コルトレーン、ローレライ・リンクレイター。
共演は、パトリシア・アークエット、イーサン・ホーク。



僕はメイソン(エラー・コルトレーン)。
ママのオリヴィア(パトリシア・アークエット)と姉さんのサマンサ
(ローレライ・リンクレイター)と一緒にテキサス州で暮らしている。
ママがおばあちゃんのいるヒューストンへ引っ越すと言い出したのは、
僕が6才のときだった。
もっといい仕事に就くために大学へ行くと決めたからだ。
友達と別れたくないサマンサは引っ越しに大反対。
僕も、ママと離婚してアラスカに行ったパパが僕たちの居場所を
探せなくなるのではないかと心配だった。
でも1年半ぶりにアラスカから戻って来たパパ(イーサン・ホーク)は、
ちゃんとヒューストンにやって来て、僕とサマンサをボーリングに
連れて行ってくれた。おかげで僕たちは宿題もせずに楽しい時間を
過ごしたけれど、ママはそれが気に入らなかった。
2人が家の外で言い争う姿を僕たちは窓から見ていた。

大学へ通うママに新しい恋人ができた。
ママのクラスの先生ビル・ウェルブロックだ。
2人はまもなく結婚し、ヨーロッパへ新婚旅行に行った。
ビルにはミンディとランディという子どもたちがいた。その2人と僕らは
とても気が合って楽しかったけど大家族の幸せは長く続かなかった。
口うるさいビルは子どもたちに家の雑用を命令。
それを僕たちがやりきれないと怒鳴りまくった。実のパパと過ごす
2週間に一度の週末は、ビルの支配から解放される時間だったけど、
パパにビルのことを話す気にはなれなくて少しナーバス。それでも僕たち
を楽しませようとするパパは、博物館や野球に連れて行ってくれた。
そして夜はパパがミュージシャン仲間のジミーと暮らす狭い家に泊まった。

酒癖の悪いビルの行動は乱暴になって、僕は有無を言わさず頭を五分刈り
にされた。ママに止めてほしかったけれど、タイミングが悪かった。
「何で再婚したの? あいつサイテー」と言う僕に、
ママはこう答えた。「完璧な人はいない」って。
だけどビルはついに暴力をふるい始めた。
意を決したママは隠れ家をみつけ、サマンサと僕を連れて逃げた。
僕らは自由になったけれど、着の身着のままで新しい学校に通うことに。
泣きながら不満を訴えるサマンサにママは言った。
「酔っぱらいの暴力よりずっとマシなはずよ! 少しは感謝して!」。

バラク・オバマが黒人初の大統領候補になったとき、
サマンサと僕はパパに誘われてキャンペーンの手伝いをした。
パパはミュージシャンの道をあきらめて保険計理士の資格を取って
保険会社に勤めている。ママは修士号を取り、教師として就職できる
大学を探していた。パパと僕らの会話の内容も前とは違ってきた。
15才になったサマンサにパパは避妊について突っ込んだ質問を浴びせた。
かたや僕は、パパとキャンプに出かけたときに女の子について相談した。
女の子と1対1になったとき、いったい何を話したらいいの?、
するとパパは言った。
「彼女を質問攻めにしてその答えを熱心に聞いてやるんだ。
 そうすりゃライバルを引き離せる」。


本物の6才の子供が、高校を卒業するまでの12年間を描く物語。
母親役、パトリシア・アークエット、父親役、イーサン・ホークも
ほんとうに12年間、母親、父親役を演じています。

同監督、リチャード・リンクレイターの、
「恋人までの距離(ディスタンス)」は出会いの瞬間を描き、
同一の俳優で、9年後に9歳年を経過した二人が再会する
「ビフォア・サンセット」もまた、再会の瞬間の輝きを描いてありました。

しかし、同一の俳優が12年の歳月をかけて6歳から18歳までを演じる
「6才のボクが、大人になるまで。」は、
その真実の時間時間を映し出してはありますが、
“ 輝き ”が、子供の時代にはあるにもかかわらず、
少年の時代には大きく反映されてありません。
やはり、少年の、性・思春期・初恋というものは、
あまりにも衝動で未完であり、人により異なるため、逆に
「少年と自転車」のようなフィクションの方がより魅せれるのでしょう。

マーク・トゥエインの「トム・ソーヤの冒険」の最終ページ。
“ この後もトム・ソーヤの冒険はまだまだ続くのだが、
  物語はここでいったん終わりにしよう
     大人の物語は結婚すれば終りだが、
  子供の物語は永遠に終わらないのだ ”

「6才のボクが、大人になるまで。」も、
6歳から13歳くらいまでを描き、子供の物語で完結させてあれば、
歴史的な名作にもなりうる可能性であった映画です。


いい映画です。




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普段は会社員をしています。映画のコラムみたいなもの、素人小説などを書いてみます。

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コメント5件

こんにちは、そうですか。コメントありがとうございます。
お気に入りの映画にびみょうに辛口で申し訳ございません。(_ _;)。。
あと実は、
わたしは、KOKAGEさんが見たことのないという「カクテル」が大好きなんですよ。
KOKAGEさんでした! 申し訳ございません。(_ _;)。。
秋さん
秋さんの最後の、6歳から13歳くらいまでを描き、子供の物語で完結させてあれば、
歴史的な名作にもなりうる可能性であった映画です。という言葉で、そうかもしれないなぁと思ったのです✨🎬
辛口も、名前も全然お気になさらないでくださいね。
カクテルは、今一番観てみたい作品です。🍸✨
お気遣いありがとうございます。。(_ _;)。。
マーク・トゥエインまで引っ張り出してびみょうに辛口で。。
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