【よみがえる遺産】 アフリカの疾風
シンデレラのような方からバトンが回ってきました。
それでは、一番読まれたnoteを公開します。
ケニアのライキピアのとある家の朝5時。
ジョンソンは、父親のお祈りを受けて20キロ先の小学校へと走って行く。
小山を駆け上がりその先のサバンナの平原を見る。
そして平原を駆ける。
ジョンソンの行方に現れたのはキリンの群れ、
その長い首が遠くからもわかった。
ジョンソンは、走る速度を上げた。このあたりは危険地域だった。
平原でも起伏の大きい場所にたどり着いたジョンソン。
山道のように上り降りがある。このあたりは先が見通せないため緊張した。
うなり声が聞こえた。東の方角にゾウがいる。
ジョンソンは西の方へ急いだ。
声を感じながら同時にその存在から離れている事も認識した。
起伏が収まり、平坦な大地となった。ジョンソンは速度を上げた──。
小学校の中でも最も遠い場所に住んでいたジョンソンは、
自然にその才能を育み、キプチョゲ・ケイノの後継となるべく、
陸上クラブに加入した。
彼の両親はジョンソンの将来のためにクラブに米を3キロを納めた。
大会で優勝を重ねたジョンソンは海外に出ることを望んだ。
海外に出れば定期の高収を得ることができる。
国内では大会ごとしか賞金が入らない。
クラブでは先に仙台へ留学していた選手からジョンソンは話を聞いた。
留学先は山梨か仙台の2枠しかないこと、選考会では必ず優勝すること。
枠は2枠あるが、選考会の大会は他にもあって、
それはケニアだけではなく、エチオピアでも開催されていること。
目に見えない相手と戦うため、できるだけ大差で優勝することを
ジョンソンは知ることができた。
ジョンソンはクロスカントリーの大会で優勝し、高校に入学。
一ヶ月ほどを過ごした。
そして、すぐに留学生として、宮城県の高校へと留学が決まった。
【続く】
これは現在開催されている第3回逆噴射小説大賞の、
第2回逆噴射小説大賞 #逆噴射小説大賞2019 応募作です。
この「アフリカの疾風」は、実は一度プロットだけを書いて、
書くことをやめた小説の冒頭を応募したものとなります。
この冒頭の後、主人公は日本の高校へ進学し、
外国人留学生として、高校駅伝に出場するのですが、
特待生としての外国人留学生が伝統ある高校駅伝に出場する可否、
西脇工業、報徳学園との都大路での対決、
大学に進学し、箱根駅伝で同じくエチオピアからの外国人留学生との対決、
就職し、日本の企業チームで、駅伝とマラソンと目指すべきものの相違、
そして、最後は北京オリンピックでの金メダル。
と、プロットは未だに気に入っているのですが、
外国人留学生の苦悩ということなど、
自分が主人公に感情移入することができず、
書くのをやめた小説の冒頭となります。
逆噴射小説大賞を応募される方は、
冒頭だけだからと勢いに任せて書くのではなく、
ざっくりでも全体プロットを作って、その冒頭と書くか、
勢いに任せて書いた後に、ぱぱっと全体プロットを作って、
それに合わせて、修正を施せばいいのかなと考えます。
それでは、バトンをお送りします。
只今のバトンタッチ順
チェーンナーさん
↓
ひるねこさん
↓
庵忠 茂作さん
↓
ニューノマンさん
↓
ねじおさん
↓
あおはるさん
↓
ワディさん
↓
フリーザさん
↓
ピスタチオさん
↓
菜戸つみれさん
↓
秋 (今ここ)
↓
次のバトンは、現在開催されている第3回逆噴射小説大賞に参加の
きさらぎみやび さんにお渡しします。(*´・ω・`)b ♪
【企画概要】
・5日以内に記事を作成。
・タイトルに【よみがえる遺産】と題する。
・自身のダッシュボードのスクショを貼る。
(任意)
・今までに一番読まれたnoteを改めて
皆さまにご紹介する。
・最後にハッシュタグ
「#私の今まで一番読まれたnoteを読んでください」を貼り付ける。
・最後にバトンを2名の方々にお渡しする
(ここは一人でもいいみたい?です)
こちらが、バトンリレー企画の説明文です。
詳細・趣旨はこちら。
https://note.com/chainer2019/n/nc417cbc4034f
それでは、きさらぎみやび さんにお渡しします。(*´・ω・`)b ♪
よろしければ、作品の自費出版の費用にさせていただきます。