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【超短編】 あんびばれんと


料理が作れないため、男性側は買い出しとなった。

南村さんと小坂さんという若い人と、
ご飯を入れるビニールのパックを買いに行く。

運転は小坂さんで助手席は南村さん。
わたしは、後部座席に座った。


「やっぱ、一番いいのは『───────』だよ、
 あの頃は──もいたし、みんな笑顔だったもん」

「いや、ライブに行くとですね、『──────』なんですよ、
 サビに入る前に左右から爆炎が舞い上がって、
 爆風でびっくりしたところにいきなりサビに入るんですよ」

「いや、やっぱり『───────』だよ、
 最後さ、──が空に飛んでいくところなんてやばいよ、
 あれはCGだろうけどさ、クレーンに吊られて」

「あ、平木さん」

「はい」

「平木さんが僕らくらいの時ってどんな曲聞いていたんですか?」

「ブルース・スプリングスティーンとか」

「ああ、ブルース聴くんですね、かっこいいですね、
 あれですよね、日本だったら和田アキ子さんとかですよね」

「・・そうですね」

「他にぼくらが知っているようなのってないですか?」

「ラヴァーボーイとかジェファーソンじゃない頃のスターシップとか、
 ナイトレンジャーとかヒューイ・ルイス&ザ・ニュースとか」

「それって、ペット・ショップ・ボーイズや
 ビーチ・ボーイズじゃないんですよね?、ラヴァーボーイズですか??」

「ペット・ショップ・ボーイズは知っているんですね」

「あれですよね、アニメで」

「?・・、そうなんですね」

「あ、それじゃ、平木さんの知っている
 一番最近のミュージシャン教えてくださいよ、推しを」

「おしですか?」

「そうです、推しです!」

「これとか?」

MØ - Final Song



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普段は会社員をしています。映画のコラムみたいなもの、素人小説などを書いてみます。 文章・創作のサークルを運営。電子書籍を多数出版しています。 https://www.amazon.co.jp/dp/B08X1Y15JP