私のギャルはスウェットにサンダルで真冬を歩く
「動きにくい服を着て、きちんと着飾らないと、女の子は街に出てきてはいけませんよ」という圧力に対抗して、ギャルは「気合いの入った格好をしない」という方法で戦闘力を高めていたのかもしれない。心地いい格好をしても街に勝てるということを証明したかったのかもしれない。
(はらだ有彩『百女百様 街で見かけた女性たち』より)
私のギャルは雪さえ降らなければ、いや、たとえ雪が降ろうともユニクロの上下黒スウェットにおざなりにマフラーを縛り、裸足に便所サンダルをつっかけて、息を白くさせながら私