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Hey!Bouzを続ける意味

 “マッチングサイト”と呼ばれるサービスは、既に世の中に溢れかえっていて、珍しくもないしそんなに感動もありません。
 違うのはサービスの内容だけで、そのサービスがどれくらい便利だと思ってもらえるのか?必要性を感じ続けてもらえるのかが、運営側もモチベーションを保ちながら続けるためのポイントになりそうです。

 Hey!Bouzはどうだろうかと考えた時に、便利さと必要性については、正直に申し上げて「ない」です。

 以前この辺りについて触れたことはありますが、お坊さんに会いたかったらお寺に行けばいいという当然のご意見もいただきましたし、お寺に行く必要性とお坊さんに会う必要性についても、個人により重要度が異なるので一概には申し上げられません。

 Hey!Bouzは、仏教にもっと親しもう!お坊さんっていいよ!ってことをただ伝えたいだけのサイトでもありません。

 Hey!Bouzには「好きなお坊さんを選ぶ」という機能がなく、時間・場所・料金といった条件がピッタリ合ったBouzとユーザーとの、仏教的な言い方をすると“ご縁”になります。

 初めて出会ったのに、自然と自分のことについて何でもカッコつけずに話してしまう。しかも一番人には話しにくいことを。

 それは不思議な体験なのではなく、そういう体験が普段できていないことが不自然なのではと考えることがあります。

 人にどう思われるかを常に気にして苦しんで生きていかなければならないなんて、とても苦痛です。常識とか道徳とか普通とかいうどうしても消えてくれないとらわれから、時には飛び出したりズレたりするのは当然で、それこそが人間らしさだと思います。秩序が乱れないためのある程度のルールは必要だけれど、時には許し合うゆとりが必要です。

 お坊さんは、そのゆとりを導いてくれるような存在だと、私たちは何となく気づいているのではと思うことがあります。普段からここまで考えてお坊さんと接しているわけではないですが。

 まだまだ理解してもらいにくいところもありますが、私は必要性を感じているので続けていきたいと考えています。


 

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