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楽しめるゆとり

 仕事やプライベートでの、リモートでのやりとりが主流になってきましたが、私もとうとう、オンライン授業デビューすることになりました。勤務先の学校での講師としてのお仕事です。

 ミーティングや勉強会には参加したことはあったのですが、主催者(?)側になるのは初めてです。もちろん生徒側と講師側のプライバシー保護のために学校側に“場”の準備等の仲介はしてもらえます。

 そろそろくるかな?とは思ってはいたので、それほど戸惑いはしませんでしたし、実は少し楽しみでもありました。
 もともと人前に立って注目を浴びながら何かをしゃべり続けるということが苦手な方だったので、オンラインでの授業はいつもの緊張を少し和らげてくれるのではないかという期待もあります。勤務先の学校は遠方(往復5時間近い)なので、移動の負担もなくなることは嬉しいところです。
 
 ただ、生徒側としては、自宅にて長時間PCの前に座り(環境によってはスマホで受ける生徒もいるのでしょうか)、小さな画面を見つめ続けるのは、対面の授業に加えかなりの負担がかかることと思います。
 いつも授業に取り入れていたグループワークもできないし、近くの席の子とコソコソっとおしゃべりしたり、私が伝えたいニュアンス等も感じ取りにくかったり、授業後に気になることを聞きにきてくれたりすることもないのは、さびしくなりそうだなあ、という懸念もあります。

 だからこそ、講師側はこれまで以上に全力で取り組まなければなりません。「遠隔だから反応が薄い」とか「生徒のやる気がない」とかは言い訳にしかなり得ないと思います。だって、好きなYou Tubeの番組とかだったら、きっと何時間も観ていられるでしょうから。うまくいくいかないは、講師側に責任があります。
 
 ただただ自分の好きなことを全力で取り組んでいる売れっ子You Tuberさんを見習い、私もただ興味があって始めた心理学をもう一度勉強し直してみて、やっぱりおもしろい!と自分が感じるところからだな、とオンライン用の授業の準備をし直し始めて改めて実感しています。そこが受け手を退屈させないために必要なポイントだと信じています。

 今後リモートでのやりとりがどのような位置付けになっていくか、どのように根付いていくのかはまだ想像がつきませんが、“離れてみて初めてわかったこと”をそれぞれの立場から大切にしていけたらと思います。


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