見出し画像

本当は変わっていない日常

 なんとなく、以前の日常が少しずつ取り戻されてきたような感覚があります。とはいっても、以前の日常と全く同じものが戻ってくることはないだろうな、というなんとなくの感覚もあります。
 営業を再開したり営業時間を延長する店舗が増えてきて、もう大丈夫かな…なんて少し気分が軽くなったような。

 当たり前に受け入れてきた日常が、かけがえのない日常であったことに気付いた。そう感じている人がいる反面、以前と変わらない日常がずっと続いていて特に何も感じない人や、以前の日常が戻ってくることに恐怖心を抱いている人もいることと思います。

会いたかった人にやっと会える。
行きたかったお店にやっと行ける。
堂々と外を出歩ける。

嬉しい限りです。
その反面、

満員電車に乗り辛い通勤の日々が戻ってくる。
会いたくなかった人とまた顔を合わせなければならない。
保留にしていたことにとりかかる時が来た。

ちょっと嫌なことと向き合わなければならないのは辛いです。

特に何も変わらない。
という場合もあります。


落ち着いたら会いたいなあ。
落ち着いたら再開しよう。

 その時はそう思っていても、いざ落ち着いてみたら、別に会わなくても困らないし、改めて何かを始めることが億劫だったり…いろいろと思い当たるフシがあります。

 本当に会いたくてしょうがなかったら、どんな状況でも約束取り付けて会いに行くし、何かを始めたかったら途切れずに下準備をし続けているよなあ…と自分を振り返ってみて思います。

 つまり、自分の中の日常はそんなに変わっていない。何かをしない言い訳があった。そんな期間が数ヶ月くらいあったなあ、という印象です。

 いろんな受けとめ方がありますし、実際に大きな影響を受けて困っている人がたくさんいるのは事実です。

 経済面等の様々な支援が必要不可欠である状況の向こう側に、これまで自分が生きてこれたのには何が支えであったか?幸せだと感じられるポイントは何か?そんなことを考える人がいてくれたらなあ、と願います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?