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「アグリコラ 牧場の動物たち」攻略 104 ~後攻初手拡張を考える~


~本記事の対象者~

アグリコラ牧場の動物たち(以下、フタリコラ)を数回遊んだが
基本的な立ち回りがまだよく分からない人向けに書いていきます。

拡張建物の説明を含むので BIG BOX を持っている前提となります。

~後攻プレイヤーが初手で拡張する戦術~

今回の記事は、先攻が初手で3資材か木3を取った場合に
後攻が初手で拡張する戦術についてです。

これまでは鴨の池や隅の家など、早めに拡張することで
有利に働く建物がある対戦で使用する戦術という認識でした。

しかし最近ではその評価を改めています。
意外と幅広い状況において有利になる戦術ではないか
と思い始めたので、ここで具体的な使い方を解説します。

~1ラウンドの動き~

これ以降は
開始時の先攻プレイヤー:1P
開始時の後攻プレイヤー:2P
と表記します。

1Pが3資材(or木3)で2Pは初手で拡張ボードを取ります。
ここでは左側に拡張したとします。
次に1Pが木3(or3資材)を取ったら、2Pは無料柵としましょう。

図1. 1ラウンドで無料柵2本の形

この形がバランスよいと思います。
すると1Pは石2または建物が建てられるなら特別な建物
(小増築や大増築など)を選択することが多いです。
2Pの3手目はスタPを奪って終わります。

~2ラウンドの動き~

2ラウンドです。
2Pはまず木3を取るのが理想です。
もし石4が選択肢にあったとしても木3を取りましょう。

これに対して1Pの行動は
・拡張する
・3資材を取る
・石4(あれば)を取る
などが考えられます。

1Pに拡張された場合、3資材を取りましょう。これで木5石1葦1です。
そして3手目に有料柵5本で下のような形にしておきます。

図2. 有料柵で1マス牧場を作る

これは1マス牧場で3ラウンドに1回は動物を取れる状態です。
次の「3ラウンドの動き(その1)」に続きます。

1Pが2ラウンド1手目で拡張しなかった(3資材や石4を取った)場合、
2回目の拡張ボードを取ってしまいましょう。
3ラウンドの動物を取る準備という点では1手遅れますが、
1P側には無拡張での牧場作りを強いることができます。
そして2Pの3手目は無料柵を選択します。

図3. 2回目の無料柵で1マス牧場を作る

やはり1マス牧場を用意して3ラウンドを迎えます。
こちらの場合は「3ラウンドの動き(その2)」に続きます。

~3ラウンドの動き(1)~

お互いに1拡張した場合の3ラウンド以降です。

2Pはまず馬羊2を取るようにしましょう。
そして無料柵で以下の形とします。

図4. 1マスと4マスの牧場を作る

4マス牧場はかいば桶で16頭収容にできるため、
羊を集めるのに適しています。
このまま4ラウンドに豚羊3または葦羊3を取りましょう。

ただし馬羊2が必ず取れるとは限りません。
2ラウンドで1PがスタPを奪い返して3ラウンド1手目で
馬羊2としてくる場合があります。
その場合は牛豚2と石を取って厩で牧場を完成させましょう。

図5. 厩で牧場を完成させる

~3ラウンドの動き(2)~

2Pが2拡張した場合の3ラウンド以降です。

やはり2Pはまず馬羊2を取るようにしましょう。
そして3資材で木5石1葦1とした後に有料柵5本で
1マス牧場と4マス牧場の形にします。

図6. 2拡張から1マスと4マスの牧場を作る

後は同じで、4ラウンドに豚羊3または葦羊3を取りましょう。
柵が不足する牧場パターンなので、もう1回左に拡張した後に
建物2つと柵3本で完成させる最終形がよいかもしれません。

こちらの場合も馬羊2を1Pに取られることがあり、
そうすると牛豚2を取るのですが、その後の判断が少し難しいです。

1つの選択としては3資材から有料柵5本で図6の形にする方法です。
動物が上手く入りませんが、相手に3箇所の動物を取られるよりは
マシな状況になります。

1Pが収容数を確保しておらず3箇所の動物を取られないのであれば
3資材と石を取ってもよいでしょう。豚1頭が逃げますが、
4ラウンドに以下の形にできます。

図7. 厩と1マスと4マスの牧場を作る

多くの動物が収容でき、柵も3本残っているので使い切れます。
もう1回左に拡張してから建物と柵4本という選択もあります。

~まとめ~

今回は後攻で初手拡張する戦術についての解説でした。
特別な建物に序盤向けの物がなくても使える戦術なので、
(強い建物はどうせ先攻に取られるので、)
どのような建物サプライでも利用できるのではないでしょうか。

建物を建てる場合は厩で説明しましたが、
厩の建設資材は3資材と石で集めているので
飼料ステーションや使用人小屋などの木だけでよい建物があれば
もう1手早く行動できると思います。

早めに1拡張するのは大きな利点があり、
(これは別記事でまた解説したいと考えています)
それを実現する後攻初手拡張を積極的に活用してみましょう。

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