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Craftcloudを使ってみる。

Craftcloudってなに

 世界中の3Dプリントサービスから見積もりを取ってまとめて表示してくれるサービス。

 なんで使うのって言うと、国内の3DプリントサービスとCraftcloudの見積もりを比べるとヒトケタ違ったりするから。

DMM.makeで12万円の造形物が2万円になった。

Craftcloudの使い方

 使い方はDMM.makeとほとんど一緒なので要点だけ。

造形可能素材:なんでも。金属、樹脂、カーボン樹脂、フルカラーも。
https://craftcloud3d.com/material-guide
数が多すぎるので公式webを見てくれ。ブラストや磨き、アルマイト処理オプションとかもある。

入稿可能データ:STL, STP, OBJ, 3MF, 3DS (最大200MB)
※公式FAQには複数シェルはやめろ、と書いてあるが複数シェルの見積もりは通る。実際造形できるかはやったことないので不明。
https://support.craftcloud3d.com/en/articles/28-which-file-format-should-i-use
モデル同士を細い線で繋いだようなモデルは造形直前にサポートからメールで「やっぱキャンセルな」と通知されることもある。十分な強度があるつなぎ方だとOKかもしれない。

支払い:クレカ、Paypal、GooglePay、銀行振込、Invoice
日本語対応:なし

注文の流れ

①モデルをアップロードする。

アップロードできるファイルはSTL, STP, OBJ, 3MF, 3DS (最大200MB)。見積もりだけなら会員登録せずとも可能。

②造形素材と表面処理を選ぶ

素材を選んで

表面処理/表面仕上げを選んで

Raw(未処理), Polished(研磨)

色を選んで

Dyed(染色) Painted(塗装)

③造形業者からの見積もり一覧

安いのはだいたい中国業者。

④住所入力して支払いしたら注文完了

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注文後 造形~届くまで

データ不備があった場合

Craftcloudの担当者からメールで指摘がくる。(もちろん英語。やりとりの途中でたまに忘れ去られることもあるので要注意。)
そのまま造形してもいいし、メールで修正したモデルを送ることもできる。

例えば肉厚薄いぞー とか

複雑すぎてすぎて内側のサポート取れないぞー とか指摘される。

届くまでの日にち

日曜日の昼に注文したものが金曜の昼に届いた。
1.注文:9/25(日)13:30
 ※受付メール通知あり。
2.造形開始:9/26(月)19:00
 ※メール通知あり。
3.発送:9/28(水)18:05(Fedex便) 
 ※追跡番号がメールで通知された。
4.日本着:9/29(木)8:29(税関着)
 ※Fedexの追跡から確認できる。メールなし。
5.自宅着:9/30(金)14:30到着

造形物の仕上がりと梱包

Craftcloudの、というより3DPnxt/ WenextのMJFの場合って話になる。

仕上がり

造形品質も後処理もDMM.makeのMJFとぜんぜん遜色ない。まぁ、MJFだから品質が安定している、という側面もある。

梱包

まぁ丁寧とは言えないが必要十分って感じかな。

わりと雑。中国なのでこんなもんだよね。
一番上にはオマケやパンフレットが入っていて
こんな
感じの
梱包でした。

おまけ:どれくらい安いの?

造形業者 :  造形費 (ドル合計/造形費/送料) 
Craftcloud  :  18,461円($128.76/ $110.76 / $18.00 ) 3DPnxt/ Wenxt
JLCPCB        : 29,785円($207.74/ $164.75/ $42.99)
Shapeways :  71,446円($437.09/ $402.1 / $34.99)
DMM.make:122,133円

見積もり条件
素材:MJF PA12 表面未処理(磨きなし)
造形物サイズ:335.5 × 148.5 × 182 mm
重量:約330g

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