マイルの貯め方 33日目 ~非接触型決済NFCについて~

今回が33回目になります。いつも御アクセスありがとうございます。

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さて、今回はオトクな情報というよりは、雑学的な情報について解説します。

キャッシュレスの方法としてQRコード決済以外におサイフケータイやSuica,PASMO等を含めた交通系、またEdy等の非交通系の電子マネーがありますね。

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これらは、クレジッドカードのようにカードリーダを通すのではなく端末にカードやスマホを近づけることで決済が可能な所謂「非接触型」の会計の手法になります。

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今回は、その非接触型決済のNFCとはどういう技術でどういう種類があるのかを解説していきます。

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NFC(Near Field Communication)とは近距離無線通信のことで、決済方法に限らない技術になります。

日本ではFeliCaという技術が広く使われており、Suica,Edy等の電子マネーや、おサイフケータイはこれに該当します。

一方、世界で広く使われているNFCの技術はTypeAもしくはTypeBを使用しており、国内ではAがtaspoなど、Bが免許証等に使用されています。

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日本の規格と世界の規格で何故違うのかといいますと、Felicaが他の規格よりも通信速度が2倍近く早いんですね。日本の鉄道で朝のラッシュ時等、改札口に人が集中した際に混雑することのないように、一瞬で処理が済ませる為には必須の技術であるわけです。

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日本の規格が世界の規格と違うことによるガラパゴス化が起きていたわけですが、これを解決したのがアップル社のiphoneになります。

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2014年、世界でApple payが導入された当初はtype A/Bの規格しか対応していなかったので、日本国内向けではApple payを使用できませんでした。

そこで、日本の市場を重視する判断をしたアップルでは、2016年発売のiphone7以降Felicaを使えるようにしたことで日本でもスマホでSuicaが使えるようになりました

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FelicaとTypeA/Bは別の規格ですので内部チップが別途必要なのですが、2種類のチップを搭載することでiphoneだけは両方の技術が使えるようになっているわけです。

今となってはiphoneでSuicaなど当たり前のように使われているのですが、実はこういった事情があったんですね。

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日本のスマートフォン市場は圧倒的にiphoneの比率が高いですが、上のような事情も日本の市場を維持している要因の一つだと思いますね。

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