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2020 11/27 曇り

オレは仕事を終えて、いつもの「まいばすけっと」で鮪のブツを買って帰った。冷凍のアボカドと山葵醤油で和えた。
それから、風呂に入って、小鍋にお椀二杯分の水を入れ、火をつけた。玉葱、人参、を適当に切って入れ、ちょっと考えて冷凍庫のしめじを入れた。しばらくして野菜が煮えた頃、鰯の魚粉を入れて火を止めた。そうしてから味噌を入れた。こうしておくと後で温める頃には味噌が溶けている。鮪の味をみると薄かったので醤油を足した。
それからじゃがいもをやや厚めにスライスしてスキレットに並べてオリーブ油をかけて塩胡椒した。玉葱も少しのせて、オーブントースターにかけた。
その間にハムと玉子を混ぜて牛乳をちょっと入れて塩胡椒してバターで焼いた。いい匂いだ。
おでんにも火が入って、蕎麦猪口に酒も入って、味噌汁を温めて、トースターが「チン!」といったので、全部並べて、とりあえず、ぐびり。食べ始めるこの、瞬間、これが一番しあわせかもしれない。とか思いつつ、味噌汁をずずっ。そうして、ぐびり。
鮪とアボカドは想像通りの味。旨い。玉子焼きも同じく、旨い。じゃがいも、これは初めて。まだじゅうじゅうのところから、一切れ、はふっ。塩胡椒で焼いただけだが、旨い。揚げるのでも茹でるのでもない焼いた旨さ。油が合う。バターでもいいかも。
そうして呑んだり食ったり、しているうちに腹はふくれて、酔いもまわって、お仕舞いの心配をしだす。端から見たら一番しあわせそうにみえるだろうが、実は寂しくて淋しくて仕方ないのだ。日曜日のサザエさんなのだ。そうして、それが平和というモノなのだろうか。欲が深いオレにはよくわからない。

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