小説 人狼ゲーム 三十話

三十話

登場人物は7人、二人が人狼、一人が預言者、一人が狂人、三人が普通の住民。

三日目夕方
再び、全体住民会議が始まった直後
住民4 先生「ちょっと家を出るのが遅れたけど、まだ間に合うか。手紙が読んでもらえてたらいいんだけど。仮に読まれなかった時は、僕が声をあげないと。」

体育館手前

住民10 教頭先生「待ってましたよ。やっぱりあなたが預言者だったんですね。」

住民4 先生「教頭先生、それにあなたは。。。そういうことだったんですね。」

住民10 教頭先生「そういうことだ。残念だが、明日の朝、君は子供達に会うのは無理だろう。私からよく話しておきますよ。」

住民4 先生「子供達には手を出さないでください。それを約束してくれるなら、私は逃げたりしない。」

住民10 教頭先生「残念ながら、約束は出来ん。いずれば、子供達の何人かもいただくことになるだろう。年齢、性別関係なく、標的は標的だ。」

住民4 先生「そういうことであれば、私はここで死ぬことはできません。何としても、住民に、あなたの隣にいる人の名前を告げなければならない。」

振り返り、走り出す。

住民10 教頭先生「逃げても意味がないです。私は鼻が利くんでね。」

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