💾 大湿原の支配者
鬼才ボブ・マーチ(ロバート・マーチと同一人物)の手がけた、ミニチュア・オーパーツと言えば、RAFM(ラフム)のリザードマンをおいて他にない。リザードマンのレンジが初登場したのは1988年以前と言われている(資料が散逸しているため、正確な発売時期はメーカーであるRAFMも把握していないようだ)。
冷たい知性をたたえた表情。蛇とトカゲを合わせたような細身のプロポーション。精緻を極めたディティール。破綻なくまとめられたポーズ。独特の文化と高い文明程度を暗示する進歩した武器と鎧。金属・肌・布・革の巧みな質感表現。そして全身から溢れ出る、静謐さと躍動感の同居……。まるで「今年発売された新アイテム」と言っていいレベルの出来栄えであり、ボブ・マーチの天才的スキルが余すところなく活きた、文字通りの代表作だ。
そして驚くべきことに、今なお現行製品であり続けている!
カナダにメープルシロップとRAFMあり
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