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ハーミット・カウンシル

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ハーミット・カウンシル 総合もくじ(2024年3月28日更新)

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種族解説:ドラゴン(およびその眷属)

ドラゴンと人の関わりは、今やほとんど消失してしまった。上古よりも前の時代…太古においてドラゴンは様々な種族と関わりを持ったが、それらの記憶はあまりに遠い過去のことだ。こんにち、文明社会で暮らす人々が一生のうちで本物のドラゴンを目にすることはほとんどない…君がとてつもない不運か幸運の持ち主でない限りは。 しかし、ドラゴンとその系譜に連なる者たちの研究はかなり早くからなされてきた。その白眉といえば、ケイポンの竜学者ガイルースによって編纂された名著『竜王とその名を継承せるものたち

種族解説:トロール(およびその亜種)

トロールははるか昔から現在に至るまでハルクウーベンに棲まう怪物だ。それなりに研究も進んでいる。その生息場所によって細かく分類され、生態もかなり判明しているため、読者諸君にとってはかなり信憑性の高い資料となるだろう。 本稿に収載された情報の多くは、トロール研究の草分けである学者イブリースの編纂した『穴から伸びた影の秘聞』に依るところが大きい。なお、イブリースはサレクロフトにおける霜トロール捜索中、野人に襲われてその生涯を終えた。 *** トロールに関する記録で最古のものは

種族解説:モングレル

モングレル。より直接的な言い方をすれば“混ぜこぜ”となる。元は家畜の異種交配で生まれた雑種を指す語の一つだったが、モングレルという名が、かの呪われし変異者を指す蔑称に変じて久しい。 モングレルとは、人ならざる生物の外見的特徴を併せ持つ人間をさす。その姿はまさに奇怪そのもので、人間の両親から生まれたとはにわかに信じがたいものだ。モングレルの抱える変異相は、身体の奇形や欠損といったものではない。最も多いのは体の一部が他の生物に置き換わっているというもので、下半身が獣の後足であっ

ランダム生成表:冒険者の名前(人間以外の各種族)

はじめに:冒険者に名前をつけるデス・オア・グローリーでは、パーティーの冒険者に固有の名前をつけるのが普通である。そうすることで、そのキャラクターはミニチュアの製品名ではなく、君の創造した物語上の固有人物として息づくことになるからだ。称号ではなく個人の名前があることで、愛着と思い入れがさらに強まり、冒険の場面に一喜一憂する楽しみがさらに増す。 君は自分でそのキャラクターにふさわしい名前を好きなように考えてよい。アイデアがなかなか思い浮かばない時は、この『名前生成テーブル』を

ランダム生成表:冒険者の名前(人間)

はじめに:冒険者に名前をつけるデス・オア・グローリーでは、パーティーの冒険者に固有の名前をつけるのが普通である。そうすることで、そのキャラクターはミニチュアの製品名ではなく、君の創造した物語上の固有人物として息づくことになるからだ。称号ではなく個人の名前があることで、愛着と思い入れがさらに強まり、冒険の場面に一喜一憂する楽しみがさらに増す。 君は自分でそのキャラクターにふさわしい名前を好きなように考えてよい。アイデアがなかなか思い浮かばない時は、この『名前生成テーブル』を

デス・オア・グローリー選択ルール:新たなる従者(様々な種族の「従騎士」たち)

選択ルール 新たなる従者よくぞ来た。『デス・オア・グローリー』において、君はクエストごとに様々な従者を雇うことができる。今日紹介するのは、ルールブックに収録された従者に加え、君が冒険者一行に迎えられる新たな従者だ。 『聖騎士と従騎士』(ルールブックP.24)にある通り、聖騎士が冒険に出る際、必ず従騎士を伴わなければならない。聖騎士は、野人以外ならば名乗れる称号だが、ルールブックに収録されている従騎士の種族は人間だけである。 君は今回紹介されるルールを用いることで、君のパ

種族解説:ノーム

ノームはドワーフの遠い親戚にあたる種族で、両者には多くの共通点がある。どちらも人間より背が低く、男性はひげを生やし、岩屋に暮らしていて、見た目よりずっと器用に動く指で細工物をこしらえるのが上手だ。ゆえにこの世界に住まう多くの人間は、ノームとドワーフの違いをほとんど理解できていないし、しようともしていない。 実際のところ、一部の知ったかぶりが勘違いしているように、ノームは単に生活習慣の異なるドワーフ民族では断じてない。気質や性格、文化と思想において、両者には大きな隔たりがある

種族解説:リッチー

この世に生を受けし者に等しく訪れるもの。それが逃れえぬ死の宿命である。人間はむろん、彼らより遥かに長い寿命を持つドワーフやエルフでさえ、いずれは訪れる死から逃れる術はない。 不死への憧憬。それはこと人間たちの間で根強い。他の種族でも葬儀や供養の習慣はあるが、人間たちの編み出した葬祭文化たるや、他種族とは全く別次元の込み入りようだ。宗教や時代、地域ごとの差異こそ大きいが、多くの人々はいずれも死後の安寧のみならず、魂の転生や死からの帰還さえ信じている。 この暗き時代にあって、

種族解説:エルフ

エルフは古き種族であり、ドワーフよりも早くハルクウーベンに栄えた民である。彼らは歌と星空を愛し、秩序だった世界を求める種族だ。上古よりも昔の時代…まだ人間が文字はおろか、言葉さえ知らなかった太古の黎明において、人の子らに言葉と歌を贈ったのがエルフであると伝わる。人間は、エルフやドワーフといった種族の助力があってこそ生存し、文化文明を発達させるにいたった。野人が昔ながらの暮らしをそのまま送っているのを見れば、文明諸国を興した人間の先人たちがエルフやドワーフから施された恩恵がいか

🔰オールドスクールファンタジーとは? ミニチュアはどう楽しむのか?

オールドスクール・ファンタジーとは、我々一人一人の想像の中にある、血湧き肉躍る冒険世界だ。精密かつ迫力ある造形でありながら、人間サイズで3センチほどのミニチュアたちが、その冒険世界を君の手のひらに届けてくれるだろう。 ミニチュアの楽しみ方ハーミットイン商店で販売されているミニチュアは、未組立、未塗装である。その素材は、ホワイトメタル、ピューターといった金属製、あるいはレジン製で、いずれも精密を極めた傑作ミニチュアばかりだ。素材や題材に関わらず、ハーミットイン商店に、着色ずみ

💾7年目の冒険・オーク豚のまじない師と隊商王・春のペイントまつり2023・ハルクウーベン博物誌(ハーミットイン近況23年4月)

評議会メンバーのみんな、元気にしてるかい?今月読み始めてくれた君の為に説明すると、この記事は毎月1回書いている近況報告記事だ。 ここでは、その時々にハーミットインで起こっていること、俺が最近考えたり、やっている事の話だったり、メンバーシップ参画やカウンシル購読をしてくれている「評議会メンバー」各位に伝えたい深い話題とかを書いている。 だから毎回内容が全然異なるんだ。今までの近況は #ハーミットイン近況 のnoteハッシュタグ検索で全部見られるよ。 それじゃあ、今月の近況

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デス・オア・グローリー FAQ:よくある質問と回答(23年4月25日更新)

ファンタジーアドベンチャーゲーム『デス・オア・グローリー』。これは、君自身がコレクションしたミニチュアを用いて、血湧き肉躍るオールドスクール・ファンタジー世界での冒険を楽しめる、1人用のゲームだ。 この記事では、『デス・オア・グローリー』に関するFAQ(よくある質問と回答)を届けよう。 もしも君が、『デス・オア・グローリー』という言葉に初めて触れたなら、ぜひとも以下のスタートガイドを先に読んでくれ! FAQとは?FAQ(frequently Asked Question