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ハーミット・カウンシル

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2019年8月の記事一覧

ペイント大全ショウケース:トロール パート3(肌/腹以外の緑色部分)

よくぞ来た。前回のショウケースで腹側をペイントし、全体的に緑を載せたトロールを塗り進めていこう。 早速いってみようか! 肌の陰影づけ(シェイディング)トロールの肌は、前回の時点でベースコート(108【ゴブリングリーン】)とドライブラシ(513【フェーデッドオリーブ】)により、ほんのりハイライトが強調されている。今日はまず、さらなる陰影をつけよう。シェイディングだ。ただし、前回のショウケースで解説したように、インクやシェイドではなく、通常のカラーでシェイディングするよ。

💾8310ラジオ第6回放送予定

よくぞ来た友よ。8310ラジオの第6回放送の詳細が固まったので早速お知らせしよう! 次回の放送は8/31(土曜)PM10:00〜PM11:00でやる。不定期放送と言っているけど、毎月恒例になってきたね。 第6回放送2019年8月31日(土) PM10:00開始

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振り返れば本の虫

評議会メンバー専用ホットラインで、「どんな本を今まで読みましたか」「オススメの本はありますか」とたまに聞かれる。実際俺は沢山本を読んできたし、オススメしたい本もたくさんあるよ。今でも入手できる本もあるし、残念ながら廃版になっている本もある。今後機会を見て、オススメ本なんかも個別に紹介したいなと思っているけど、今日はまず、俺の幼少期から大人になるまでの「読書の旅」を紹介するね。 俺の読書好きのルーツに、両親の蔵書がある。今回はつらつらと色々なタイトルが出てくるけど、その中に、

💾 ハーミットイン近況(2019年8月)

やあ! 評議会メンバーのみんな、元気にしてるかい? 今月読み始めてくれた君の為に説明すると、この記事は毎月一回書いている近況報告記事だ。その時々にハーミットインで起こっていること、俺が最近考えたり、やっている事の話だったり、評議会メンバーに伝えたい深い話とかを書いている。今までの近況は #ハーミットイン近況 のnoteハッシュタグ検索で全部見られるよ。 それじゃ、今月の近況と行こう! お盆、そして残暑の向こう側へ

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デス・オア・グローリー ディープダイブ -4-聖職者(クレリック)とは

<前回のディープダイブ 次回のディープダイブ> 『 DEEP DIVE(深掘り)』と題されたこのシリーズ記事では、ゲームルールや世界観、あるいはTIPSなど、デス・オア・グローリーをより深く楽しむための様々な記事を不定期で連載してゆく。第4回となる今回は、冒険者の称号から、「聖職者」について解説しよう。 聖職者(クレリック) クレリックとは、特定の神に仕える宗教者のことだが、特に冒険者として旅をする者をさす。とはいえ、崇める神や聖職者としての位階によりその名前は様々で、

高峰治という人物と、彼が俺にくれたもの。

俺が今の俺になるうえで、最大の影響をもたらした人物がいる。その人に助けてもらわなければ、俺は今の仕事につながることを何ひとつなせなかったと思うし、仮に何かをなせたとしても、今の俺には繋がらなかった。 彼の名前は「高峰治」という。少なくとも、彼は俺や他の仲間たちにそう名乗ったし、俺たちも彼を「タカさん」あるいは「タカちゃん」と呼んだ。 また、彼について書くことがあるかもしれない。彼との思い出はたくさんあるし、そのどれもが刺激的なものだったから。でも、ひょっとすると、書かない

ペイント大全ショウケース:トロール パート2(肌/腹側の白い部分)

よくぞ来た。前回アンダーコートまで進めたトロールをいよいよペイント開始だ。 ペイントの手順と、ペイントのコツ「ベーシック:ペイント手順伝説」で、俺は、込み入ったミニチュアをどうペイントしていくかの提案をいくつかした。一方今回のトロールはどうだ。ほとんど全身が裸なので、ペイントの手順はストレートそのもの。肌→棍棒、腰布→爪→顔の細部(牙、唇、目など)→生首と、広い場所からより細かい順にペイントしていけばOKそうだ。 一方で、トロールのように肌の面積がかなり広いモンスター

💾幻想世界の窓辺から:トロールと巡るファンタジーシーンの変遷と歴史の旅(後編)

ミニチュアの造形を味わう。それは、ペイントやゲームと並び、俺にとってはホビーの重要な側面だ。無論ミニチュアは食べ物じゃないから食えないし、口に入れたら体によくない。ここでいう「味わう」とは、造形をじっくり眺め、想像を膨らませることだ。 先月の「幻想世界の窓辺から」でトロールを取り上げ、後半を8310ラジオで語ったけど、実際語りつくせない部分が多々あった。そこで今日は、改めて前回記事の残りを試験的に記そうと思う。トロールの造形を通して見えてくるファンタジーシーンの系譜について

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💾 たそがれの船着場:ミニチュア一期一会

ミニチュア一期一会ハーミットイン商店に置いてある全てのアイテムは、初めて商店を訪れる人にとっては新製品である。だから、ニューリリースはむろん、商店にある全ての製品を等しく紹介していきたいし、商店に並べるアイテムは全て在庫を維持していくのが俺の方針だ。そしてハーミットイン商店は骨董屋ではないので、中古品や絶版品を置くことはしない。 「たそがれの船着場」と名付けられたカテゴリーに入り、売切と共に商店から姿を消すミニチュアたちのことを、君は知っているかもしれない。すでにかなりの数

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新製品情報&アイテムレビュー(2019 8/1)

「ゴブリンどもめ、次から次と! あの太鼓野郎を黙らせるしかねえ」 双斧で目前のゴブリンを打ち倒しつつ、バルゴフが怒声をあげる。ガルスはバルゴフの左につき、大斧の一振りでゴブリン兵を壁へ叩きつけた。ついで司祭ゲオルグがぴたりと二人の背後につく。放浪の司祭は、前衛の狂戦士たちに何が必要か心得ているのだ。負傷した魔術師は、後方で盗賊が診てくれているはずである。 「ガルス、俺とお前で一気に前に出るぞ。ゲオルグ、俺の武器を光らせてくれ。お前の神によろしくな」 狂戦士が言い終わるよ