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1923VICTIM

川沿いの魂 あの日のまま
残された人々も あの日のまま

弾丸を撒き散らしながら
神聖な雨を降らせてた頃さ
大地が揺れると 天からデマが流され
逃げ惑う人々が襲われる

人々は鳶口を軍は機関銃を手に
死体は累々と積み上げられていった

川沿いの魂 あの日のまま
残された人々も あの日のまま

札束を撒き散らしながら
象徴の嵐を吹かせてる今
ぶちまけられるNEWS 僕を黙らせる企業
宣伝と法が狂気に変わる

土地を奪い人を連れ出し
この国にゴミのように捨て
償うどころか 痛めつけるだけ

川沿いの魂 あの日のまま
僕の暮らしの糧 あの日のまま

それはただの過去でもなくて
僕が僕自身であるその訳さ
彼女はそれを背負う
背負わなくて済む僕に
無責任な怒りだけがわだかまる

心地よい香りが漂ってきたけど
奴らのやり方は 変わっちゃいない
そして僕の心も 僕の心も
僕が生きて 金を取って、飯を食って、文を打って、歳を食って、それで何になるのか?

川沿いの魂 あの日のまま
僕の暮らしの糧 あの日のまま
川沿いの魂 あの日のまま
生きる決意を迫れる人々は 今でもあの日のまま
あの日のまま

#コラム #エッセイ #ポエム #関東大震災 #詩
#災害 #生存 #虐殺

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