You are not supposed to make chewing noises when you eat

時代の変化と共に、マナー違反の定義も変化している。その典型的なのが“麺類をすする音(the sound of slurping noodles)”。“ヌーハラ(ヌードルハラスメント)”なる和製英語が登場し、その賛否が問われている。所見は、これぞ時代変化の一つの象徴と思うので、「日本の食文化だ!」と言わずに、音を立てないで食べる事をマナーとするのが良いと思う。

何故なら、マナーとは行儀・作法・礼儀で、人としての自分を示す尺度の一つであり、他人に対する配慮であるはずなので十人十色であるもの。それが多数決原理によって、その国や民族で基準となっているから、マナーはそれらの文化の代名詞と言えるので、“おもてなしの心”を美徳とする日本人であれば、すする音を不愉快に思う外国人に配慮して、“マナー違反”と改めれば良いと思う。

近年はマナーの変化然り、“義務と権利”の履き違えというのか、価値観の変化と言うのか、どうも欧米社会文化の誤解による“個の主張”が強まっていると感じる。逆を言うと、他を責めたり、信じなかったり、尊重していないと思えてならない。“自分よりも他人を思いやる”、島国日本が長い時間かけて培ってきた、世界に誇る文化の一つに自信と誇りを持ち、安易な変化に陥らぬことを強く願う。

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