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フォロワーさんが急に10倍以上になった理由を考えてみた。

3つ前の投稿をしてから、ありがたいことに急にフォロワーさんが増え続けています。

去年の5月にnoteを始めてから今年最初の投稿までわずか66人だったのに、3つ前の投稿をしてからたったの3週間でもう10倍以上の700人を超えて、なおまだ増え続けていて、自分でも大層びっくりしています。

新しくフォローしてくださった皆さん、どうもありがとうございます。


しかし、一体なぜ突然こんなにもフォロワーさんが増え始めたのでしょうか。

まずはnoteのユーザーさんが以前より遥かに増えていることと、note公式さんがおすすめしてくれたことが非常に大きいと思います。ありがたいことです。


なので、どれくらい効果があったのか検証しようがないのですが、自分的に3つ前の投稿から意識して変えたことが3つあるので、何を変えたのかここで説明してみます。


1.ヘッダー画像を変えてみた。

これまで、少女漫画誌の編集長という特徴を出さなきゃなと思って、僕がnoteを書くことを応援してくれている担当漫画家さん2人の漫画のコマ画像をずっとヘッダー画像にして来ました。

でも、noteには「みんなのフォトギャラリー」というシステムもあり、ほとんどの方がヘッダー画像を写真にされています。

そこで、もしかしてnoteの流儀にしたがって写真にした方がよいのかなと思って、3つ前の投稿から「みんなのフォトギャラリー」の写真をヘッダー画像に使わせてもらうようにしました。


使ってみて、僕は今さらながら気づきました。


漫画の単行本の装丁を作る時に、いつも部員に言ってることがあります。

「誰向けのどんな内容か、絵とタイトルと帯コピーとが合わさって分かりやすく伝わるようになっているといいよ」ということです。


なのに、まったくそれと違うことをしてました。

少女漫画のコマ画像をヘッダー画像にしてるということは、「少女漫画好きの人に向けた投稿」というメッセージになり、少女漫画好きの人以外は「自分向けの記事ではない」と判断することになります。

読んでいただければ分かりますが、僕の投稿内容は、自分の担当している漫画のファンの方が喜んでくれる作品の裏話とかではなく、仕事をしていて気づいたこと考えたことがほとんどです。

なぜならnoteに集まっている人たちに僕がどんなことを考えて仕事しているか読んでもらい、それで興味を持ってくださった方が漫画も読んでくれたらいいなと思っているからです。

ですから、ヘッダー画像に惹かれてきた少女漫画ファンの方や作品のファンの方にはやや期待はずれの内容が書かれてあり、内容に興味を持ってくれるかもしれない人には「これは自分向けの記事ではない」と思わせている。そういうネガティブな効果をわざわざ発揮していたということです。

自分のバカさ加減にちょっとガッカリしています。。。

で、今さらながら、ちゃんと内容に合ったヘッダー画像と、分かりやすいタイトルにし、1行めは帯リード(惹き文句)のつもりで書くということを心がけるように決め直しました。


2.当たり前のことを当たり前に書く。

noteに集まっている人たちに興味を持ってもらうにはどうすればいいか。今まで、意識しないようにと思いながらも、どこかで興味関心を惹きそうなことは何かばかり考えてしまってました。

読まれないのは、やっぱり寂しいからです。

でも段々と読まれる数が減って来た焦りもあってか、年明け1つめの記事を投稿したあとは、何を書けばいいか思いつかなくなってしまい、あっという間に2月になってしまいます。

そんな時に、いくつかの所で、残念ながら今でも「持ち込みに来た人の原稿をパラっと読んだだけで「向いてないよ」と言い放ちすぐに追い帰す」編集者が結構いるということを目や耳にして、とっても悲しい気持ちになりました。

プロの編集者がそんなレベルの対応でいいのか。それに、プロの編集者はそんな人間ばかりではなくて他にいい編集者もいっぱいいるのに。

憤りが湧いて来たのもあって、プロの編集者はどうやって原稿を読んでいるかを分かってほしくて、できるだけ詳細に書いたのが3つ前の投稿でした。


書いてみて、僕は今さらながら気づきました。


去年書いた20本の記事でもっとも読んでいただいたのはこの記事です。

新人の頃「何を話していいのか何も分からなかった時に、当時の編集長Fさんに「だったら聞けばいいじゃないか」と言ってもらった」話です。

なぜこれがそんなに反響あったのか分からなかったのですが、3つ前の投稿の反響が大きかったことで少し分かりました。


それは、自分にとってはすでに当たり前になってることでも、他の人にとっては当たり前ではないということです。


「原稿を読んだ時どんなアドバイスをすればいいんですか?」と後輩たちに聞かれるたびに「まずはちゃんと読むことだよ」と答えることが多いです。

その「まずはちゃんと読む」の中身を他の人が誰でも読めるように、改めてまとめてみたのは初めてでした。

自分にとってはすでに当たり前になってることも、ちゃんと言語化して残していくと、誰かにとって価値のあるものになるのかもしれません。


半年ちょっとnoteの色々な記事を読んでみて、そもそもnoteを書くこと自体も含めて、何か新しいことを始めようとしているか、始めたばかりのユーザーさんがとても多い印象がします。

漫画家さんにとっても、編集者にとっても最初の第一歩である「投稿作品、持ち込み作品をどのように読むか(読まれるか)」というテーマは、何かを始めようとしてたり、始めたばかりの人たちにとっても、興味を持てるテーマだったのかもしれません。

これから何かを始めていく人たちに向けて、自分にとってはすでに当たり前のことを、分解して言語化していく。

そう思ってみたら、すごく書けること書きたいことが多い気がしてきたので、今後はそのスタンスで行こうかなと思っています。


さらに。

「自分にとってはすでに当たり前になってることでも、他の人にとっては当たり前ではない」ということは、自分がウケようと思ってひねって書いたことは総じて「分かりにくい」ということです。

今後気をつけようと思います。


3.嫁さんに見せるようにした。

ヒット作に恵まれるようになり、しかも編集長になると、周りから何かを指摘されることが極端に減ります。このnoteについても、リアルでは誰かに何か言われることはほとんどなく、たまに他社さんの編集者か漫画家さんに「読んでます」と言ってもらえるくらいです。

指摘されないからと言って、編集長ともあろうものが下手な文章を書くわけにいかないし、まして誤字脱字などやらかすわけにもいかない。なので何度も何度も読み返して書き直してから、投稿するようにしてきました。

そうするうちに、いつの間にか、ちゃんと完璧な内容にして投稿していると思い込み始めていた気がします。

でも、先に書いた通り、段々読まれてる数が減って来ているわけだから何かネガティブな要因があるはずです。そこで3つ前の投稿からアップする前に嫁さんに読んでもらうことにしました。

うちの嫁さんは、僕の担当した作品や僕の書いた文章に対して世界一厳しい読者だからです。本当にいつも読むたびに容赦ないツッコミがくる。。。

当然3つ前のも2つ前のも1つ前のも、これも、全部容赦ないダメ出しが入りました。

正直ムカッとはするんですが、言われた指摘をクリアすべく書き直すとその方がいいので仕方ない(笑)。

フォロワーさんが増えるかどうかに対して、効果があるのかは分かりませんが、少なくとも読みにくい部分は以前よりなくせているという点で、最後まで読んでくださる方は増えてるのかもしれません。

やはり誰かに事前に読んでもらうというのは、とても大事なんだなと思いました。


以上3点のことを変えてみたのがよかった、というのが自分なりの分析なのですがどう思われますか?

もう一つ付け加えると。

なかなかヒットしない漫画家さんに「一度当たれば過去の作品も遡って全部読まれるようになるから」と励ますことが結構あります。

noteも、一度読まれると、過去の記事も遡って読んでもらえるという良さがあります。もしかしたら、過去の記事も読んでみたいと思ってもらえたからフォロワーさんが増えているのかもしれません。

やっぱり書き続けることは大事ですね。


というわけで、参考になるような内容だったか分かりませんが、自分なりの「フォロワーさんが増えた理由を考えてみた」でした。

ここまで自分なりに考えてみたことを書きましたが、よく考えたら、答えは最近フォローしてくださった方が一番分かってるんですよね、多分。全然違うよ、という方はぜひフォローした理由を教えてくださいm(_ _)m


※追記:「フォロワーを増やすことを目的にしてはいけない」という言葉を結構目にしますが、とはいえ、やっぱり読んでくれる人が増えると嬉しいものです。僕はフォロワーさんが増えた途端やる気出てきて、前は月に一度か二度しか書いていなかったのに、今は毎週書いてますから(笑)。

増やすことだけが目的になったらよくないんでしょうけど、なるべく沢山の人に読んでもらう工夫は大事だなと思います。


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