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失敗は逃げると追ってくる。 〜日記『眠るのが下手すぎて。』vol.11〜

こんばんは。

依然として毎日雨の日が続いてますが、今日のニュースによると今年の梅雨は関東では8月になってようやく明けるとか。今週も全部雨なのかと思うとちょっとどんよりしてしまいますね。

日記なんて言い出して続かなかったらどうしようと思ってましたが、これで10本を超え11本目になりました。僕なんかの日記を読んでくださってる皆さん、ありがとうございます。

眠れない時に書くとしたものを「頑張って」書くのはすごく良くない気もしますが、今のところ自分は楽しいのでまだもうしばらく書いていこうと思います。


ところで、眠るのが下手とか言ってますが、当然普通の理由で眠れない時もいっぱいあります。何かやらかしてしまい、悶々と考え続けてへこみ続けて気づけば朝なんてことはよくあります。

弱音や愚痴をここに書くのは嫌なので、極力へこんで眠れない話は書きませんが。

ただ、結構多くの人に、新人時代の失敗談を聞きたいと言われることがあるので今日はそれを書いてみます。


新人編集者時代の失敗。

すぐに思い出せたのが、少年マガジン時代、漫画家のM先生にお詫びの牛丼を買って持っていったことが2回ある件。なぜ牛丼かというと、原稿の修羅場中に伺ったからです。アシスタントさんたちの分と合わせて4〜5人分持って行きました。

1度目は、原稿に入っちゃってからネームの直しをお願いする電話でうまく伝えられず、次第に何をどう説明していいのか訳が分からなくなって曖昧なことを無責任に言ってしまった時。これはものすごく怒らせてしまいました。

2度目は資料の確認ミスをして絵を描き直してもらわないといけなくなった時。

どちらも先輩に言われてすぐ編集部を飛び出し、牛丼を持って行って平謝りしたのを覚えています。申し訳ないし情けないしでしたね。

牛丼屋を出たところで同期に出くわして「どうしたの!?」と笑われたのも恥ずかしかったなあ。

すぐ思い出せるのは牛丼のことですが、それ以外にもいっぱいやらかしてます。

人間て、なんでだか分からないけど、失敗が怖くなって失敗しないようにと強く思えば思うほど余計に失敗しますよね。

その後デザート編集部に異動になって、ここでダメだったら終わると思って、開き直って。おかしなところがあるなら出来るだけ早く指摘された方がいい、それでできるだけ早く改善した方がいい、と前のめりになって、怒られる機会を増やすためにみんなが避けたがることほどやるようになったら、自然と怒られることもミスも減りました。

なんでだろうな。

きっと失敗を避けてる時は、何もできないくせに何もやらないように見えてたんでしょうね。実際避けてたわけだし。印象悪いから余計に怒られるし、経験も知見も貯まらないから失敗繰り返すに決まってますね、今思うと。

同じ何もできなくても、前のめりになると、やる気はあるように見える分、色々教えてもらえるようになって、それで変わることができ始めたんだと思います。


そう書いてみたけど、当時牛丼を持って行ったM先生はたまに講談社でお会いすると、まるで昔の戦友のように接してくれます。何もできない小僧だったのに。

先生の笑顔を見ると、ダメな小僧なりに少しはあがけていたのかなと思えて少しだけホッとしますね。


そう言えば。

当時。先生の電話越しに伝わってくるお怒りの様子と、先輩の説教とに震え上がっててんぱって、講談社飛び出てすぐ向かいの牛丼屋で牛丼買って先生のお宅に向かっちゃったんですよね。

よく考えたら、できるだけ先生のお宅の近くの牛丼屋で買うべきで、そしたら出来立ての牛丼を持って行けたのに。

冷めた牛丼でよく許してくださったなあ。

恥ずかしいので眠って忘れてしまいたいけど、23年経っても覚えてるんだから無理か。

つか、牛丼牛丼書いてたら牛丼が食べたくなってきた(笑)。

嬉しいです(^o^)
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少女漫画誌「デザート」の編集長を6年務め2019年講談社を退職。漫画家さんのマネジメントを行う株式会社スピカワークス代表。 担当…森下suuさん「ゆびさきと恋々」やまもり三香さん「うるわしの宵の月」。他「僕と君の大切な話」「春待つ僕ら」「好きっていいなよ。」「となりの怪物くん」。

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