両親の話

転職が決まった直後、両親が会いに来た。
久しぶりに親の顔を見たら、今までの緊張が一気にほぐれて、
noteを連投するのがどうでも良くなってしまった。
それからサボりにサボって、更新するのをすっかり忘れていた。

両親が大好きだ。
どこが好きだと言われると、たくさんあるので難しいが、
平たく言うと手本にしたい大人だなと思う。
「ばか」とか「くそ」とか汚い言葉は絶対言わない。
ポイ捨てとかもしないし、叱るところはちゃんと叱ってくれる(子どもの時は怖かった)。
「ありがとう」とかちゃんと言える。
当たり前のことだけど、実践できている人って案外少ない。
そしてめちゃくちゃおしどり夫婦だ。

母は裏表というものが全くない人で、
いつ話しかけても、誰に対しても、常に明るい。
私は気分屋なのでできない。努力はしている。
父は滅法真面目で仕事はおろか、私が生まれてから23年間、家族写真のカレンダーとホームビデオのDVDを休まず作り続けている。
そんなDNAを受け継がずに、三日坊主の私が生まれたのはむしろ奇跡と言えよう。
典型的なO型母とA型父に挟まれた幼い私は、
どうしてこんな凸凹コンビが一緒にいるんだろうと不思議だったが、それが良かったのだと思う。

共働きして私立の大学に入れてもらったり、
バイトしてるのにお金がたまらなくて仕送りしてもらったり、
アメリカで働きたいとか言い出したり、
勝手に転職したり、全く迷惑しかかけていない。
たまに帰れば家事もろくに手伝わず、ぐうたら三昧である。
いつまでも子どもでいられないのは分かっているが、こうしていられる時間がどんどん少なくなっていくと思うと寂しい。
なので早くたくさん稼いで、みんなが元気なうちにまた家族旅行に行きたいと思っている。
こうやって書かないとまた有り金を浪費するので、決意表明も兼ねてここに宣言しておく。

自分のお金でみんなを旅行に連れていきます。
できればヨーロッパ旅行の続きを。
世界情勢が落ち着いたら。
それまでにいっぱい働きます。

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