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田舎でキッチンカー、そしてガス欠。

こんばんは、毎日の生活お疲れ様です。ヘンミです。

今晩もはじまりました、田舎(安曇野周辺)で週末経営企画

本日は第3回目、キッチンカー経営。個人的な本命です。サッと結果を見たい人は3番から見てみてください。

1.キッチンカー経営は何が良いの?(メリット)

これは大きく5つあると思います。①少ない資金ではじめられる。②立地を選べる。③お客と直接なコミュニケーションがとれる。④好きなことが仕事になる。⑤長期休業も可能。

①少資金で済む。これはこれから試算をしていくわけですが、カフェや宿経営とは違い、土地や建物を買う必要がなく、車1台で済みます。明らかに少ない資金ではじめられることができ失敗しても痛すぎず、挑戦しやすい。これは最も大きなメリットだと思います。

②立地を選べる。最近は地震、洪水、猛暑、など地球環境が予測できない状況になっております。土地固定ビジネスだとそういったリスクに対応することが難しい、もしくは対策にお金がかかってしまいます。その点キッチンカーは店自体が自由に移動できます

③お客さんと直接の関係を築ける。これは料理待ち時間であったり、受け渡しだったり、少し退屈させてしまう時間があるからこそカフェや宿よりも自然体で会話ができます。さらに食事テーブル設置すれば自分の料理で喜んでくれてる人を目の前で見れたり、リピーターが付いたりなど、経営目的(人を喜ばせること)の達成が余裕で可能です。

④好きなことが仕事に。自分は暇つぶしで家庭料理技能検定をとるほど料理が好きです。その工作性であったり、食欲を満たすとこであったり、好きが溢れています。そんな好きなことをそのまんま仕事にできるキッチンカーは最高です。

⑤長期休業可能。宿やカフェはしばらく運営しないことで客の信用が落ちてしまったり、知名度の回復するのにも再び宣伝費がかかってしまい大変です。使わなくてもインフラの固定費がかかってしまったりします。それに比べてキッチンカーは出店料さえ払えばいつでもでき、余計な固定費は車に関わる税金くらいしか発生しません。やりたいときにできるというのはプライベートとの両立を目指すならば最適な経営スタイルだと思います。

以上5つがメリットだと思っています。欲しいもの全てが揃うような、夢のような存在です。もはやドラえもんです。(右です)

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2.キッチンカー経営のデメリット

恋は盲目と言いますが、たくさんあげたメリットの裏にはデメリットも多くあります。それでは考えていきます。

こちらも大きく5つあると思います。①出店場所を見つけることが大変。②転々とし客と一期一会が多くなり信頼関係が築きにくい。③申請書類が多い。④出店日の天候によって左右される。⑤人が多いイベントが開催できない時代である。

①出店場所の確保。そもそも週末のイベント出店を主にしようと考えているのですが、安曇野周辺ひいては長野県全域のイベントにアンテナを張る必要が出てきます。さらにそのイベント内で料理が被っていないか、イベントの審査が通るかどうかなどなど、やってみないと出店の感覚がわからないですが、何もしなくても営業場所が確保されているカフェや宿と比べて大変なことが予想されます。

②いろんな地域のイベントに顔を出していたら、一期一会でリピートしたくてもできない人が出てきてしまったり、キッチンカーの母数が多いゆえに忘れ去られてしまったりすることが考えられます。わがままかもしれませんがそれは少々悲しいです。印象付けるアイデアや、宣伝プラットフォームさえあれば改善されるかもしれません。

どの経営もそうですが、提出書類が多いです。キッチンカーはさらに多く、車内で調理するのか否か、どんな食べ物を扱うのか、車の条件(給排水、水タンク、シンク、販売口、収納場所、清潔、換気など)が整っているかどうか、その自治体で営業できるかどうか、検便、車検、水質、などなど、ものすごく多いです。頑張ればいいだけの話なのですが、最初の1歩が重いです。

④天候による。夏でも雨の日はかき氷は食べたくないですし、冬でラーメンを売ってても雪が降ってたら外へ出たくありません。このように、キッチンカーにも環境リスクはつきものになってしまいます。1年中25℃で晴れだったら良いのに。こればかりはNotドラえもんですね。

⑤コロナの時代が続く世の中だった場合、イベントが開催されず、キッチンカーの存在意義が薄い世の中になってしまいます。元も子もありません。早い収束を願います。いつかのドラえもんの記事は印象的でした。ただ、未来は元気といいながらもマスクしているのが少々不安でした。笑

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以上、やはりデメリットもたくさんあります。しかし、どれもコストがかさむリスクではないように思えるので、やはりキッチンカー経営の印象は依然良いままです。

3.はじめるのにいくらかかるの?(イニシャルコスト)

それではいよいよ試算に入ります。扱う条件によって取得資格や、仕込み場所が必要なのですが、今回はオーソドックスなものから始めてみるという思いでクレープを例にとってみます。

キッチンカーの土台としての軽ワゴン(参考) 200万

中古で全然構いませんが、ある程度広い方が良いのでこのようなタイプを選びました。カーセンサーの相場はこのような感じでした。

調理器具やテーブルなど 20万

コンロ、ナベ、冷蔵庫などなど最低限必要なものを買います。

携帯型電源 10万

電気製品を扱う際になにかと必要となってくる電気は持ち運び可能なものを選びました。

看板、塗装、のぼり、照明など 15万

買ったままの白ではなく、印象に残るカラーリングで攻めたいですね。さらにのぼりを製作して目を引く工夫をしたり、夕方以降の出店にも対応できるよう照明も欲しいです。

ホームページ作成 1万

ここは委託せず独学で頑張ります。リピーターさんができても出店情報がすぐに分かるような、見やすいページを作りたいです。

店の名刺 1万

少しでもリピーターがついてくれるよう、また料理の感想を聞かせてもらえるよう、ホームページや店の情報を書いた名刺を買ってもらった際に配っていきたいです。

申請書類関係 4万

営業許可証、食品衛生責任者講習、賠償責任保険など

合計ザっと251万円

今までと比べたらかなり手が出しやすい値段ですね。これならば現実的です。そしてキッチンカーは需要も高まっているのでもしも飽きてしまい売ることになっても高く売れることが予想できます。

4.続けるのにいくらかかるの?(ランニングコスト)

キッチンカーの出店条件には、固定額制(例:5000円/日)と歩合制(例:売上の15%)の2つがありました。今回は安曇野で先日行ってきたアートヒルズミュージアムでの出店例をとって試算してみます。(参考)

このイベントは売り上げの10%ですね。

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当日の写真。緑に囲まれて素敵なキッチンカーが並んでおりました。

以下、ランコストの試算です。

原材料費 食材包材の仕入れ 33000円

クレープ1個あたり55円(参考)であったので、5分に1人客が来るとして1日7時間42人、2日で多めに見積もり150セットと考えました。これを4週間。

水道光熱費代 1万

水はタンクなので家から汲み、電気は充電し、プロパンガスは買います。

出店料 言うなればタダ

儲けを目的の本質にはしてないので、出店料がいくらかかろうが売り上げに対してかかるので、タダとみなせます。

車検代と保険料 5000円

1ヵ月あたりに割りました。車は金取り虫ですね、、、

合計ザっと48000円/月

1ヵ月バリバリ出店した場合のランニングコストです。イベント出店で個数売る前提なのでカフェをするよりも高いですね。

5.経営シミュレーション

さて、一体どういう場合わけをしていこうか、、、

キッチンカーは営業の幅が広すぎて仮定をたくさんつくらないと試算できそうにありません。

今回は3月~11月の毎週土日2日で150個売れるクレープ屋を出店した場合で考えます(仮定が偏りすぎていますが)

クレープの値段を損益分岐点付近で設定するどんな値段になっていくのでしょうか。それではいつものようにパターン分けで。売り上げの10%が出店料なので150個×0.9=135個売れるとします

①初期投資を5年で返すパターン

かかる費用:251万(初期)+432000(9カ月ラン)×5(年)=4670000円
売れる個数:135(個/週)×4(1ヵ月)×9×5=24300個
4670000÷24300=192円

おお!安い!5年クレープをやり続けるのはしんどいが、安い!この安さで5年もやって腕を磨けば結構有名なクレーパーになれそうな数字である。

クレープにこだわらなくても。原価率20%に近い食品を扱えばこうなるので、キッチンカーは人を喜ばせる価格設定がしやすいかもしれない。やはり魅力的。

②初期投資は全て自分で払うパターン

正直250万だったらちょっと良い車を買うのと同じなので、このパターンも今回は全然ありえてくる。

かかる費用:432000(円/年)
売れる個数:135×4×9=4860個
1個あたり89円

最高の安さ。笑顔が見まくれるならもう全然やってやってもいい。もうノーベル平和賞である。

しかし、今回は仮定が偏っていたのでなんとも。

個人的にはガパオライスとかやってみたいと思っています。

6.結論

初期費用251万円さえ払えばクレープ1個89円でノーベル平和賞受賞。
キッチンカーは人生の良いガス抜きになりそう。

読んでくださりありがとうございました。ヘンミ

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