別人格がこんにちは【コーチング受けてみた】
はじめましての人も、
前から知ってる方も、
ごきげんよう。
偏光です。
いや。だからさ。コーチングは、
カウンセリングではないからね?(汗)
(文字数:約2000文字)
ところでJBCAのコーチは視覚障害者で、
コーチングは基本電話で、
声色から察したり感じ取ったりした印象を、
本人に確認しながら進めていくのです。
大体一週間ほど空けて、
次の予約を入れるのだけども、
その一週間の間に私は、
さらっとガッツリ自傷行為。
家のカギを無くしてねー……。
きっかけはただそれだけなんだけど、
カギを無くす事自体が、
人間として最下層のゴミだと、
カギを見つけ切れなければ、
お前に生きている資格など無いと、
別人格からとことんまで責められまくる。
両手を実質的に支配されるので、
頭を殴られ首を絞められ、
持ち出したナイフを首に突き立てられる。
ここが私の症状の特徴的なところで、
私本人は、
「どっかから出てくるよ。気にすんな」
くらいにしか思ってないの。
(現に翌日どっかから出てきたし。)
まぁおかげさまで、
カギを見つけなきゃ殺されるので、
部屋の中の散らかった部分を、
根っこからひっくり返した上で、
配偶者が帰宅するまでには絶対、
日常生活が送れる状況になっていなきゃ、
仕事で疲れて帰ってくる配偶者に、
申し訳無さすぎて死んで詫びるしかないから、
とりあえず袋に突っ込んで並べた。
つまり散らかってたものが、
袋に入って並んだだけ。
多少の不要物を捨てた程度で、
一切片付いてはいない。
そして素知らぬ顔で夕飯を作る。
聞いていたアケイシさんは、
明らかに困ってはいたんだが、
「……その子に名前はあるのかな?」
「あります。クロコちゃんです」
「どんな色?」
「色?」
「色とか形とかあるのかなーと思って」
「ああ。はい。ありますけど、
そこを他人から訊かれたのは初めてですわー」
いや。本当に、
心療内科のカウンセリングでも、
むしろクロコちゃんの方が本体に思われて、
「もっと素直に自分を出さなきゃ」とか、
私には冗談じゃねぇ、というより、
だから自分がどっちなのか分からねぇんだって、
みたいな本末転倒なアドバイスをされて、
時間が来て薬もらって終わり、
みたいなのが結構普通だったので、
少なくとも自分に興味を持たれて、
クロコは喜んでるぞ。
えとね。クロコちゃんは基本クリーム色で、
ぷよぷよなの。
頭の端っこから時々、
腐り続けたドロドロのヘドロが、
3本くらいキノコみたいに、
突き出してくるのね。
そいつらが出るとクロコちゃんも、
濁って真っ黒になっちゃうの。
「キノコは何に怒ってるの?」
過去の地獄。
もう本当に掛け値無しの純粋な地獄。
「過去、なんだよね?」
過去、なんだけど、
当時の私はそこで死んじゃったから。
そこで時間が止まって腐り続けてる。
「えーと……、それでどうして、
ゆきこちゃんは自分が攻撃される事を、
選んじゃうのかな?」
「選んじゃう?」
「ああ。ごめんね。
そんな感じに聞こえたんだけど。
ゆきこちゃんの方がクロコちゃんから、
攻撃されてオッケーみたいに、
攻撃される事を受け入れちゃってる気が」
「ほう」
それは意外。
というより別な言い方をされた事ならあって、
その時はめっちゃ腹立った気がするけど、
今は腹を立てずに受け止め切れたので、
考える余地が出来たな。
「結局私の方が強いって思ってるから。
いや。違うな。私じゃなくて、
私の頭上から2、3メートルくらい上に、
私は便宜上『守護霊』と呼んでいるけれども、
私の完全体が存在していて、
ソイツから見た場合には、
私にもクロコにも、
万事問題が無い気がしている。
私はソイツではないので、
その感覚にはなれていないし、
なぜ問題が無いのか分からないけれど」
そのあたりで時間が来てしまったので、
次回までに、
クロコちゃんが好きな事とか、
クロコちゃんが楽しい事を考えてみよう、
といった話になり、
「ピンク色のリボンとか似合いそうだね」
とか言われてクロコは大喜び。
脳内だしイメージで作れるから、
ピンク色のおリボン付けちゃうもん。
以上です。
ここまでを読んで下さり有難うございます。
ってかついて来れてますか大丈夫ですか。
ごめんなさいね。
正直これ通常のコーチングからは逸れてます。
しかし結果的に上手いこと流れていそうな気もする。